神社時々ねこ

神社LOVE、猫LOVE。一人旅大好なおっさんの不定期ブログです。

月読神社 鹿児島市桜島

桜島のパワースポット月読神社へ

鹿児島旅行最終日は、桜島に鎮座する月読神社を訪れました。

鹿児島港からフェリーに乗船し、桜島へ。

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桜島港フェリーターミナルを出て、道路を右へ歩いていくと月読神社に到着しました。

階段を登ると大鳥居があります。

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参道の両脇には、南国らしくヤシの木が見られます。

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こちらが拝殿。

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月読神社は、名前の通り月読命(つくよみのみこと)をお祀りしています。

和銅年間(西暦708~715年)に創建されましたが、大正3年(西暦1914年)の大噴火により、社殿は溶岩の下に埋没してしまいました。その後、昭和15年(西暦1940年)に現在の位置に移設されたとあります。

 

境内には展望台があり、錦江湾を一望できます。

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展望台からの錦江湾

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参拝後は周辺を散策。

レインボービーチの近くにある厳島神社

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烏島展望所。

島がこの下に埋没しているなんて大正の大噴火ってすごかったんですね。

f:id:yasucom:20170402073722j:plain残念ながら、帰りの飛行機の時間のため烏島展望所を最後に桜島を跡にしました。

機会があれば、火山灰で埋没した黒神埋没鳥居を見たいですね。

それでは、また。

 

月読神社へのアクセス 

桜島港フェリーターミナルより徒歩3分

 

 

 

 

大隅国一の宮 鹿児島神宮

全国一の宮めぐり 鹿児島編             

今回ご紹介するのは、霧島市隼人町に鎮座する鹿児島神宮です。

鹿児島神宮大隅国一の宮

伝承によれば、この地が応神天皇出生の地であることから八幡宮の祭神を合祀し、九州五所別宮のひとつとして、かつては大隅八幡宮と称しました。

御祭神は、天津日高彦穂穂出見尊(あまつひたかほほでみのみこと)、豊玉比売命(とよたまひめのみこと)。

天津日高彦穂穂出見尊とは、「古事記」海幸彦・山幸彦の神話に登場する山幸彦の尊称で、筑紫の国の祖神としてこの地に高千穂宮を営んだと伝えられています。 

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訪れたのは3月7日、霧島神宮参拝後でした。

最寄駅はJR日豊本線隼人駅」。霧島神宮駅からは2駅目です。

駅舎は横長の平屋建て。屋根上には薩摩藩主であった島津家の家紋が付いています。

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鹿児島神宮は、駅から歩いて約15分程の距離にあります。

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長い表参道にかかる大鳥居。明神鳥居ですね。

参道は自動車が通りますので、写真撮影の際は気を付けてください。

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参道途中にある宮内小学校。「茶わん虫の歌」発祥の地だそうです。

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鹿児島県では有名な歌みたいです。

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二の鳥居です。

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二の鳥居近くにある神馬舎。

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社殿へは正面の石段を上っていきます。

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中腹には樹齢約800年と伝わる立派な御神木があります。

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御神木の側にあるのは雨之社。豊玉比売命の父・豊玉彦命を祀っています。

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社殿に着きました。

まずは左手にある手水舎で手と口を清めます。

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水口にはセンサーが付いているのでしょうか。人が近付くと水が流れます。

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拝殿と本殿はつながっている造りとなっています。

本殿は宝暦6年(西暦1756年)に藩主島津重年公により再建されたもので、県内でも最大級の広さを誇ります。

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拝殿内の天井格子には鮮やかな花などの植物の絵が描かれています。残念ながら拝殿内は撮影禁止となっていました。

お参りしたときは、ちょうど参拝者の方の御祈祷が始まりました。神主さんの祝詞が心地良い。

御朱印は、拝殿から階段を下りたところ、御神木の近くに社務所がありますので、こちらでいただくことができます。

 

広い境内には摂社や末社があります。せっかくですからこちらにもお参りしましょう。

まず、おすすめするのは稲荷神社。境内の駐車場近くに入口があります。

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約150メートルあるという参道を通ります。

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摂社の稲荷神社で、これ程の数の鳥居があるのは珍しいですね。

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横に走る道路を横断します。

道路の先にある鳥居の形が変わりましたね。目的地までもうすぐです。

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鬱蒼と茂る杜。苔むした石。神秘的な雰囲気。

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着きました! 稲荷神社です。

四体の神使の狐に守られていて幽玄な雰囲気を感じます。

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周囲を散策すると怪しい窪みを発見。この場所は一体何なのだろうか。

わたくしの他にいた人達はここの存在を知らず、参拝を終えると帰ってしまいました。

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場所は秘密です。

興味のある方は立ち寄った際、探してみてください。

 

最後は、石體神社(しゃくたいじんじゃ)です。

元は高千穂宮のあった場所で、鹿児島神宮もこの場所にありました。

和銅元年(西暦708年)に神宮が現在の位置に遷った後、その跡地に建てられたという古い神社です。

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小さいながらも歴史のある神社。雰囲気がありますね。

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石體神社は安産に御利益があり、地元では人気があるそうで戌の日には安産祈願が行われます。

神社本殿傍の石塔にある小石をご神体の代わりにひとつ持ち帰り、無事出産したらひとつ加えてお返しする慣習があるそうです。

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画鋲が落ちてしまったのでしょう。逆さまになっていました。

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これで鹿児島県内にある一の宮めぐりが終了しました。

時間とお金に限りがありますが、マイペースで一の宮めぐりを楽しみたいと思います。

それでは、また。

 

鹿児島神宮のアクセス

 

JR日豊本線隼人駅」徒歩15分

 

 

 

霧島神宮に初めて行ってきました

霧島神宮へ                     

鹿児島旅行3日目。

この日は霧島神宮を目指しました。

5時43分、鹿児島駅を始発の列車で出発。6時28分、霧島神宮駅に到着しました。

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グーグルマップで調べたら霧島神宮までは歩くと1時間20分かかります。

旅先ではジムに通えないのでカロリーを消費するために霧島神宮まで歩きます。

 

霧島川沿いの道を上流に向かって進んで行きます。

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霧島川にかかる田口橋を渡ります。欄干には天狗の面のモニュメントが。

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7時35分、駅からあるくこと1時間7分、大鳥居に到着しました。

神社めぐりは、けっこう歩いたり階段を上り下りしたりするので良い運動になりますね。

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大鳥居は巨大で風格があります。

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大鳥居を抜けるとロータリーへ。バス停があります。

周辺にはお店がありますが、この時間に開いているお店はありませんね。

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神宮へはこの神橋を渡って行きます。

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社号標脇の石段を上ります。

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二の鳥居。きれいな朱色。

この時間は参拝者がいませんでしたので、写真撮影が楽です。

普段は人が映らないように通り過ぎるのを待ったりしますからね。

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境内へと続く表参道。

樹木の間から差し込む朝日。空気も違うのが感じられます。

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境内に入ると坂本龍馬おりょうさんが笑顔で迎えてくれましたよ。

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お二人の後ろには展望所があります。左奥に見えるのは桜島でしょうか。

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参拝者休憩所付近にある「神聖降臨之詩碑」。

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この詩は、昭和27年卒寿を迎えた思想家・徳富蘇峰の詠詩揮毫(えいしきごう)で、詩碑は同年8月22日、照国海運の社長であった中川喜次郎兄弟とその父親により同社が建造したタンカー「霧島丸」の進水を記念して奉納されたものだそうです。

徳富蘇峰といえば「近世日本国民史」の著者として有名ですよね。

 

その「神聖降臨之詩碑」の隣りには招霊木(オガタマノキ)が植えられています。

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8時近くになると出勤する神職の方や巫女さんが次々と社殿の方へ向かって行きます。

参拝者の方もちらほら。

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三の鳥居をくぐり、社殿へ続く参道を通ります。

また空気というか雰囲気が一段変わります。

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朱塗りの社殿。

天孫瓊瓊杵尊をお祀りする神社。伊勢神宮とはまた違う風格。

荘厳な雰囲気に感動しました。

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御神木と手水舎。

まずは参拝する前に手と口を清めます。

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あれ??? 水が温かい!

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なんと温水なんですね。いや助かりました。

この日は手袋をしていても手がかじかんでしまう程の寒さでしたから。

 

参拝を終えて境内を散策しました。

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こちらは神楽殿。立派な建物です。

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次に山神社へ向かいました。

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山神社の鳥居。

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小さなお社ですが、空気がまったく違う。

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お酒や焼酎が奉納されています。わたくしも持って来ればよかったな~。

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山神社の次は旧参道へ。

中腹にある霧島七不思議のひとつ「亀石」。

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旧参道はけっこうな坂道。

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同じく七不思議のひとつ「御手洗川」。

11月から4月頃まではほとんど枯れているが、5月頃から非常な勢いで大量の水が湧きだすそうです。

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こちらは「両度川」。これも七不思議のひとつで、毎年6月頃から流れだし、8月か9月頃には水が枯れてしまう川で、毎年同じ時期に決まって水が二度流れることから両度川と名付けられたそうです。

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他にも文字岩、風穴、蒔かずの種、夜中の神楽などの七不思議があるそうですが、興味のある方は7か所すべて巡ってみてはいかがでしょうか。

 

バスの時間まで参拝者休憩所で、ぜんざいをいただきました。この日、最初の食事。

料金は300円で、たくあんが付いてきます。

箸でたくあんを取ろうとしましたが、寒さで手がかじかんでいて掴めません。

優しい店員さんが皿にたくあんをよそってくれました。

ありがとうございました。とても美味しかったです。

10時頃になると、団体の外国人観光客で賑わってきました。

 

この後は鹿児島神宮へ。

それでは、また。

 

霧島神宮へのアクセス

JR日豊本線霧島神宮駅」よりバス13分。

※ 徒歩の場合約1時間20分。

 

龍宮神社 鹿児島県指宿市

枚聞神社の次は、長崎鼻にある浦島太郎伝説の乙姫を祀る龍宮神社を訪れました。

長崎鼻バス停留所から土産物屋が並ぶ坂道を下って直ぐに神社がありました。

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龍宮神社の由緒                   

龍宮神社は、薩摩半島の最南端に突き出た岬、長崎鼻の断崖絶壁の上に、豊玉姫(乙姫)を御祭神として鎮座していました。

この頃は石の祠であったそうですが、いつしか村人によって木造の屋根が被せられるようになりました。しかし、度重なる台風の被害により劣化が進み、昭和31年、台風により倒壊した神社を当時の南薩鉄道が再建。

平成22年9月、老朽化が進んだため安全上、本殿を残し拝殿及び社務所を解体。

平成23年3月、九州新幹線の鹿児島への乗り入れに伴う「指宿のたまて箱」号の運行、「竜宮伝説」などのキャンペーンが指宿市全体で行なわれるに至り、龍宮神社があった岡児ヶ水区では神社の再建を目指しました。

着工から二年、平成24年5月に本殿を建立し落成の運びとなりました。

建設費用は岡児ヶ水区の積立金1000万円余を用い、本殿は約半年かけて広く募金活動を行なって集まった1300万円の浄財で建立しました。

 

拝殿は竜宮城をイメージしたようなデザインです。

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かめ壺にたくさんの貝殻がありました。

「貝殻祈願」、貝殻に願い事を書いて奉納すると願いがかなうそうです。

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こちらが本殿。

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本殿の隣りには、参拝者が願い事を書いて奉納した貝殻を保管する「願いの貝塚」があります。

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説明書きには永年保管するとありますが、収納しきれないのでは。もう、厳しくなってきていますよ。

御朱印は、鳥居の側にある「にしき屋本店」という土産物屋さんでいただけます。

 

さて、参拝後は長崎鼻岬にある灯台へ

灯台に行く途中、浦島太郎と亀の石像がありました。

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こちらも願い事を書いた貝殻でいっぱい。

亀は、もうすぐ貝殻で埋め尽くされてしまうのでは。

 

曇り空でしたが、灯台から望む東シナ海の景観はすばらしかったです。

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対岸に見える開聞岳の姿もすばらしいですよ。

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次に訪れる機会があったら、指宿に宿をとって夕日を眺めたいですね。

「にしき屋本店」でしか販売していないという、幻の本格芋焼酎「乙姫の玉手箱 さつま竜宮」はとても美味しかったです。もう1本買っておけばよかった。

それでは、また。

 

アクセス

JR指宿枕崎線山川駅」よりバス約20分。

 

薩摩国一の宮 枚聞神社

全国一の宮めぐり 鹿児島編             

2日目は、指宿市開聞にある枚聞神社(ひらききじんじゃ)を訪れました。

鹿児島中央駅から、JR指宿枕崎線・山川(やまがわ)行きの列車に乗って出発します。

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列車は山川駅で折り返しとなるため、次に西頴娃行きの列車に乗り換えます。

西頴娃は、「にしえい」と読むのですね。わたくしは、全然読めませんでした。

西頴娃行きの列車は、反対側のホームから出発します。

ホームへは、線路を横断して行きます。

それにしても雨が止む気配が無い。予報では9時頃に止むはずなのに。

開聞駅に着くころには止むだろうと思い、折り畳み傘をホテルに置いてきてしまった。

 

開聞駅は、駅舎がありませんでした。ホームにも屋根がありません。

駅前に小さな待合所があったので、ここでしばらく雨宿りをすることに。

うーむ、20分経ってもいっこうに止む気配無し。空も一面雨雲に覆われています。

意を決して雨の中、枚聞神社に向かうことにしました。

 

ようやく枚聞神社に到着しました。

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平日の朝、しかも雨。参拝者は誰もいませんでした。

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鳥居をくぐって右手に宝物館がありましたので入館しました。拝観料は100円です。

このお面は、古代に神楽舞で使用されたもので、装束とともに貴重な文化財とされているそうです。

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戦国武将・島津義弘が寄進した甲冑と刀剣。

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琉球王朝時代の着物や掛軸、屏風などもありました。

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宝物館を見学した後は社殿へ。

優雅な佇まい。朱塗りの立派な社殿が並んでいます。

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建物はすべて総朱漆塗り。このような社殿の並び方も初めて見ました。

御朱印は社務所でいただけます。

御朱印を待つ間、背後に開聞岳を望む社殿を撮影。

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ここ、本当に良い景観ですよ。

鹿児島県出身の方から、小さいけど良い神社だよ、と聞きましたが本当にそうでした。

宮司さんはとても優しい方で、境内の清掃や雑務に忙しいなか、御朱印に丁寧に対応していただきました。

「人があまり来ない寂れた神社で」と仰っていましたが、そんなことはありませんよ。

皆さんも、ぜひ訪れてみてください。

それでは、また!

 

枚聞神社

御祭神

枚聞神(ひらききのかみ)

※大日孁尊(おおひるめむちのみこと)=天照大御神の異称。

由緒

創建年代不詳。社伝には神代に創建と伝えられているが、「三代実録」には貞観二年(西暦860年)薩摩国従五位下開聞神加従四位と記載されているのを始め延喜式には薩摩国枚聞神社とある。

古くから薩摩国一の宮、南薩地方一帯の総氏神として代々朝廷からの尊崇篤く、殊に薩摩藩主島津家の歴代藩主による社殿の修理、再建など崇敬は絶大なものであった。

また、開聞岳が航行の目標となることから航海安全、漁業守護の守護神として琉球国からも篤い信仰を受けた。

明治4年国弊小社に列格。

アクセス

JR指宿枕崎線「開聞駅」下車、徒歩約10分。

 

 

 

薩摩国一の宮 新田神社

全国一の宮めぐり 鹿児島編             

3月5日から8日、3泊4日の日程で鹿児島へ行ってきました。

初めての鹿児島。初日に訪れたのは新田神社です。

鹿児島空港からバスで鹿児島中央駅へ。

九州新幹線に乗車して川内駅へと向かいます。

川内駅肥薩線おれんじ鉄道に乗り換え、最寄の上川内駅を目指しました。

葦北鉄砲隊のラッピング列車に乗ることができましたよ。

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川内駅は、川内駅から一駅目。3分程で到着しました。

川内駅無人駅です。

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駅から歩くこと約10分。新田神社に着きました。

あいにくの雨でしたが、雨もまた神社には良い雰囲気を醸し出してくれますよね。

二の鳥居です。

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二の鳥居をくぐって橋を渡ると石段の参道があります。

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両脇には末社の西門守神社と東門守神社があります。

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112段ある石段を登ると中腹に出ます。

中腹には旧社殿の礎石が残されています。

承安三年(西暦1173年)に社殿が炎上したため現在の神亀山山頂に遷座しました。

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その礎石の脇には、末社の早風神社・中央神社・高良神社の三社が祀られています。

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反対側には、がらっぱ大明神の像がありました。

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中腹から社殿がある山頂に向かいます。この206段ある石段を登りますよ。

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石段を登ると正面に社殿があります。

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この社殿は、本殿・弊殿・拝殿・舞殿・勅使殿が一直線に並んでいます。

本殿の両脇には摂社が配置されており、互いに回廊でつながっているそうです。

この配置は県内で唯一とのこと。

残念ながら、中を窺うことはできませんでした。

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御朱印は、社殿右端にある授与所でいただくことができます。

御朱印をいただいた後は、境内を散策しました。

社殿に登る途中にある樹齢二千年と伝えられている御神木の大楠。

薩摩川内市指定文化財です。

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この狛犬は、安産に霊験があるそうです。

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境内の社務所からは、天孫・瓊瓊杵尊の埋葬地である可愛山稜に行くことができます。

ちょうど雨が止みました。

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おっと、ネコさん発見!雨宿りしていたのかな。

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さて、可愛山稜に行きましょうか。

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可愛山稜。神々しい雰囲気を感じます。

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天孫の墳墓だけあって、宮内庁直轄で管理されているようです。

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周辺の樹木も巨大なものがあり、歴史を感じさせています。

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これなんか何かの生物に見えます。

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天孫をお祀りする神社だけあって、とても雰囲気の良い神社でした。

駅からも近いのでぜひ訪れてみてください。

次回は枚聞神社を紹介します。それでは、また。

 

新田神社

御祭神

天津日高彦火瓊瓊杵尊(あまつひだかひこほのににぎのみこと)

天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)

正哉吾勝々速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)

由緒

薩摩国一の宮とされ、古くから薩摩国を代表する神社。

創建は神亀二年(西暦725年)など諸説あるが詳細は不明。

薩摩国国府が置かれたことから、古来より国家鎮護を祈念し、国司武家の尊崇篤く一時八幡新田宮とも称した。

社殿は中腹にあったが、承安三年に焼失。安元二年(西暦1176年)に現在の神亀山山頂に遷座された。

慶長六年(西暦1601年)、島津義久・義弘が社殿の全てを改築。嘉永三年(西暦1850年)には島津斉興が拝殿・勅使殿以外の建物を改築。

アクセス

肥薩おれんじ鉄道「上川内駅」より徒歩約10分。

敷島神社と田子山富士 埼玉県志木市

埼玉県志木市本町に鎮座する敷島神社(しきしまじんじゃ)。

創建は明治41年。元々この地にあった浅間社に、村山稲荷と星野稲荷、水神社を合祀し、新しい鎮守としたそうです。

御祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、罔象女命(みずはのめのみこと)です。

境内には「田子山富士」なる富士塚があり、「たごやまのおふじさん」と呼ばれ親しまれています。

初めて訪れましたが、

この富士塚、意外と立派でしたよ。

今回は、敷島神社と境内にある田子山富士を紹介します。

 

訪れた日は2月7日。とても風の強い日でした。

神社正面の鳥居。

奥に見えるのが田子山富士です。

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まずは拝殿で参拝します。

撮影途中、強風で砂埃が舞う。

おまけにiPadminiが風であおられ、写真を撮るのもひと苦労でした。

鈴緒も左右に大きく揺れています。

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拝殿の右脇に祀られているのは稲荷神社。

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稲荷神社の隣りには護国神社がありました。

大東亜戦争で亡くなった人々の英霊を祀っています。

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拝殿の左脇には鷲宮神社があります。

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そして、この神社のシンボルとも言うべき「田子山富士」。

高さは約9mあります。

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幕末、引又宿(現志木市本町)で代々醤油醸造業を営んでいた高須庄吉と言う人物が、夢に現れた高僧に田子山塚に登るよう告げられました。

夢に従って田子山塚に登ったところ、「逆修(ぎゃくしゅ)」の板碑を発見。

この板碑は、室町時代初期の大和笠置の僧・十瀧房承海が富士山入定に先立って建立したそうです。

逆修とは、生前に自分の法事を修め、冥福を祈ること。

信仰篤い庄吉は感激し、田子山塚の上に富士塚を築こうと同士を募り、1872年(明治5年)6月に完成しました。

この富士塚は、平成18年3月に埼玉県の有形民俗文化財に指定され、現在「田子山富士保存会」の皆様によって管理されています。

なお、田子山富士に登れるのは、「大安」と「友引」の日、「特別入山日」となっておりますので注意してください。

※「特別入山日」1月1・2・3日、7月第1土・日曜日、8月21日。

入山時間は10時~15時です。

 

ラッキーなことに、この日2月7日は大安でした。

通りで境内に受付テーブルがあり、神社関係者らしき人たちがいるなと思いました。

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階段を上り、まずは金毘羅神社浅間神社に参拝し、登山の無事を祈ります。

風が強いので怪我をしませんように(願い)。

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入山の心得。この七箇条を守って登りましょう。

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それでは、頂上を目指して出発します。

一合目。

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一合目から頂上を見上げた景色。

道幅は狭くて急坂です。人がひとり通れるくらいの幅しかありません。

雨天や強風の日は注意しないと転落しそうです。マジで…。

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強風に注意しながら八合目に到達しました。

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そして、ついに…頂上に到着しましたよ!

今日は空が霞んでいますが、空気が澄んだ晴れた日は富士山が見えるそうです。

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頂上にある祠と陰陽石

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下山後、富士塚周辺を散策しました。

きちんと手入れされていて大変きれいですね。

多数ある石造物には寄進者の名前が刻まれていました。

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敷島神社の最寄駅は、東武東上線志木駅」。東口から徒歩約25分。

細田学園の隣りにあります。

興味のある方は訪れてみてください。

それでは、また。