伊勢国一の宮 椿大神社
伊勢志摩の旅2日目は、鈴鹿市にある伊勢国一の宮・椿大神社です。
天孫、瓊々杵尊(ににぎのみこと)ら天つ神一行が、高天原から地上へと降臨する際、先導役を務めた国つ神です。
12月15日、この日はすごく寒かったです。
椿大神社行きのバスは8時19分。出発時間まで、まだ30分ある…。
寒さに耐えきれず、待合室でバスを待つことに。
待合室があって良かった。ストーブが温かい。
最終のバス停「椿大神社」には約1時間程かかりました。運賃は800円でした。
バス停のすぐ目の前に、椿大神社があります。
鳥居正面。
おばちゃん達が落ち葉を掃いています。寒い中、お疲れ様です。
鳥居を入ってすぐに庚龍神社(かのえりゅうじんじゃ)があります。
背後にある樹齢四百年と伝えられる樅ノ木に宿り、神域全般を守り給ったとされる龍神を祀っています。
こちらが、その樅ノ木です。
続いて、手水舎です。
神使のカエルが迎えてくれました。
カエルの置物は、他の場所にもありますので探してみてください。
手水舎近くにある獅子堂。
ここでは交通安全の祈祷やお祓いを行なっております。
境内の案内板です。
奥の宮、行ってみたい。山頂まで2~3時間かかるそうです。
この後、都波岐奈加等神社の予定がある…。
それに、注意書きには、登山装備を整えて登拝するように書かれているし…。
すごく寒いし…。
案内板の前でしばらく迷っていましたが、この軽装では無理だと思いました。
だって、わたくしの後に来た人、本格的な登山の装備でしたので。
さて、本殿へ行きましょうか。
参道途中の右側にある恵比寿様と大黒天様が祀られた祠。
恵比寿様と大黒天様が祀られた祠の反対側には御船磐座があります。
謡曲「鈿女(うずめ)」にうたわれている神代の神跡。
天孫、瓊々杵尊ら一行の御船が到着されたと伝承されてきた場所だそうです。
参道の中間にある、高山土公神陵。
椿大神社直系の神主家である山本神主家は、この御陵を神代より守護しているそうです。
そして、本殿に到着しました。
朝露に濡れた屋根と石段が幽玄な雰囲気を漂わせています。
御朱印は、本殿の左隣りにある社務所でいただくことができます。
御朱印を待っている間、本殿横にある元大関琴の若関(佐渡ヶ嶽親方)が奉納した、気魂棒を撮影。
御朱印をいただいた後は、別宮の椿岸神社を参拝。
芸能を始め、鎮魂、夫婦円満、縁結びなど多くのご神徳があるそうです。
社殿。
芸能の神らしく朱塗りの鳥居や柱が映えます。
境内にある、かなえ滝。
恋愛成就で有名なパワースポットだそうで、この滝を待ち受け画面にすると効くそうです。
扇塚。
三月の扇感謝祭で、古くなった扇や筆など芸事・習字に関わるものを炊き上げ供養します。
招福の玉。
この玉を三回撫でながら、「祓へ給へ、清め給へ、六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と三回唱えてお祈りすると、幸せを招き願いが叶えられるそうです。
椿岸神社の次は、鈴松庵へ。
境内には、松下幸之助を祀る松下社が末社として祀られています。
こちらは、行満堂神霊殿。
猿田彦大神の神裔・行満大明神をはじめ、鈴鹿七福神のひとつである寿老神などをお祀りしています。
弓道場の側にある、さざれ石。
椿延命地蔵尊。
平安時代後期の作といわれ、首より上の難病平癒に霊験あらたかと信仰されているそうです。
最後に、摂社の縣主神社(あがたぬしじんじゃ)を参拝。
明治41年に能褒野神社に配祀されましたが、平成10年10月10日、椿護国神社の南隣に摂社として遷座されたそうです。
祭神は、倭健命(やまとたけるのみこと)と健貝児王(たけかいにのみこ)。
椿大神社、とても雰囲気の良い神社でした。
次回訪れる時は、奥宮を登拝したいですね。
この後は、もうひとつの伊勢国一の宮・都波岐奈加等神社へ向かいます。
それでは、また。