鹿島御児神社 宮城県石巻市
5月22日、田代島の観光後、日和山へ。
日和山は、標高56m程の小高い山。
かつて、松尾芭蕉や石川啄木、宮沢賢治などの文人や、大河ドラマ「武田信玄」の原作者で作家の新田次郎も訪れました。公園内には、日和山に訪れた文人たちの歌碑や句碑などが建立されています。
山頂には、鹿島御児神社(かしまみこじんじゃ)という立派な神社がありました。
小高い山とはいえ山なので、このような急階段を登ります。
山頂からは太平洋を一望できます。
公園にある案内板によると東日本大震災時、多くの人々が日和山に避難し命の山となったそうです。
境内からの眺望も素晴らしい。
平日の午後にもかかわらず参拝に訪れる人がいました。
創建年代は不明ですが、延喜式神名帳に記載されていた歴史のある古社。
鹿島神宮の主祭神・武甕槌命と、その子である鹿島天足別命(かしまあまたりわけのみこと)の親子二柱をご祭神としてお祀りしています。
拝殿は、昭和45年に鉄骨コンクリート製に改築されたもの。本殿は地震の影響で基礎部分が亀裂したため解体されてしまいました。
境内神社のひとつ天満宮。
稲荷神社。お供えの卵や油揚げは、カラスがいたずらするので参拝後は持って帰ってください、との注意書きが。
稲荷神社の脇に佇む稲荷社。
えっ、ブロックの上ですか!?
中世には葛西氏がここに居城を構えていたそうです。
残念ながら葛西氏は、豊臣秀吉の奥州仕置によって改易されてしまいました。
公園からは、北上川も望むことができます。
観光客が食べていた名物の二色餅が美味しそうだったので、わたくしも買って食べました。こちらは境内で販売しています。
石巻に訪れた際は、ぜひ寄ってみてください。
それでは、また。
JR仙石東北ライン「石巻駅」より徒歩20分。