河内国一の宮 枚岡神社
「元春日」東大阪のパワースポット枚岡神社へ
9月22日、大阪大国町のホテルをチェックアウトし、枚岡神社の最寄駅である「枚岡駅」に乗り換えなしで行けるので、近鉄奈良線の「大阪難波駅」まで歩きました。
午前9時前に枚岡駅に到着。
駅前にある社号標は、「元春日平岡大社」と表記されています。御祭神、天児屋根命(あめのこやねのみこと)と后神の比売御神(ひめみかみ)の二神を奈良の春日大社に分祀したことから、「元春日」と呼ばれる由縁とのこと。
神社へは出口を出て直ぐ。駅前の階段を登って行きます。
道路を挟んだ先にあるのは、二の鳥居。一の鳥居は、駅の反対側、ここより西に800m離れたところにあります。
鳥居をくぐり、参道へ。組立前のテントが並んでいる。9月24日、25日に行なわれる「芸能感謝奉納祭」の準備のようです。
参道広場に出ると、右手に手水所があります。
独特の手水ですね。吐水口は、神使である「鹿」です。
手と口を清め、拝殿へ向かいます。
橋の手前にある、総角(あげまき)結びの注連縄が付けられた珍しい鳥居をくぐります。
12月に、ここで皆で笑い合う「お笑い神事」という行事が行なわれます。一度、見てみたいですね~。
橋の両サイドには「なで鹿」がいました。
左側は母子。
右側はお父さん。
階段はけっこうな傾斜。
風格の漂う拝殿ですね。
まずは参拝。
参拝後は境内を散策。
授与所の奥にある階段を上がり遥拝所へ。
榊の木がある。この木を通して背後の神津嶽の他、宮中の皇霊殿、伊勢神宮、橿原神宮を遥拝するそうです。
遥拝所から本殿を拝見しました。極彩色のきれいな本殿。四つの本殿が並列する「枚岡造」という独特の建築様式です。
しかし、なかなか四つ並列している姿が見れないもどかしさが…。
次に、若宮社と天神地祇社(てんしんちぎしゃ)へ。
摂社の若宮社。御子神、天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)をお祀りしています。水にかかわる神様だそうで、社の左奥に「出雲井」と呼ばれる、古くから水が湧き出ている井戸があります。
鎮座地である出雲井町は、この井戸からそう呼ばれるようになったともいわれています。
もともと境内にあった19の末社に、明治5年、近隣の村にあった13の神社を合祀しました。
帰りの新幹線の時間もあって、本宮は断念。
授与所の下にある、気になっていた「お滝場」へ。何か怪しい雰囲気。ちょっと中を覗いてみます。
薄暗い脱衣所。
お滝場は、こんな感じです。すごく、ひんやりします。
御朱印は、拝殿の左にある鶏鳴殿でいただくことができます。初穂料は300円。
少し時間があったので、近くにある姥ヶ池へ。
この池は、昔生活に困って、盗んだ枚岡神社の御神燈の油を売っていた老婆が身投げしたといわれています。
その後、雨の晩になると青白い炎が現れたと伝えられ、のちに井原西鶴の俳諧、戯曲に「姥ヶ池の姥が火」として登場しています。
何か、ここだけ空気がどんよりしているんですけど。
池の水は白濁している。夜には近寄りたくないですね。
蚊がたくさんいて、足を刺されまくったので早々に退散!
三泊四日の淡路・大阪一の宮めぐりは、枚岡神社で無事終了しました。
大阪一泊二日はちょっと時間が足りませんでしたね。余裕をもって、じっくり見たかった。
10月は京都を神社めぐり。こちらは、またのちほど。
それでは、また。
枚岡神社へのアクセス
近鉄奈良線「枚岡駅」下車すぐ。