山城国一の宮 賀茂御祖神社(下鴨神社)
世界遺産のパワースポット下鴨神社へ
上賀茂神社の次にお参りしたのは、もうひとつの山城国一の宮で、世界遺産にも登録されている下鴨神社です。
正式名称は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。
国宝の東西両本殿には、東本殿に、賀茂別雷大神の母神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)を、西本殿には外祖父の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)をお祀りしています。
この賀茂建角身命という神様は、山城国の豪族加茂氏の始祖であり、「古事記」や「日本書紀」には、八咫烏に化身して神武天皇の東征の道案内をしたと伝えられています。
社号標を撮っていると、八咫烏ではなく一羽のカラスが下りてきました。ここをまっすぐ行け、と道案内しているのかな。
道をまっすぐ進んで行くと表参道に着きました。目の前には、緑豊かな「糺の森」が広がっている。
縄文時代から続くという、3万6千坪ある広大な森。この森の中を通る一直線の参道は、本殿まで約1kmあるそうです。
途中には、幹が折れて無くなってしまった古木が。
南口の鳥居に着きました。
鳥居の側にある手水舎。下賀茂神社の水も、本当にきれいですね。
楼門の手前にある「相生社(あいおいのやしろ)」は、縁結びに霊験あらたかな社として有名で、カップルや女性に人気のスポット。この日は祝日でしたので、たくさんの参拝者が訪れていました。
社の横にある御神木「連理の賢木(れんりのさかき)」。相生社の神威によって2本の木が1本に結ばれたと伝えられています。縁結びのご利益をいただく絵馬の奉納には、特別な作法があるようなので、詳しくは下鴨神社の公式サイトをご覧ください。
楼門。朱色がとっても映えますね~。
楼門をくぐり中に入ると、庭の中央に舞殿があります。
舞殿の西にある建物は、神服殿。
テレビアニメ「有頂天家族」の主人公、矢三郎がいます。下鴨神社は、有頂天家族の物語の舞台のひとつでもあるのです。
本殿へは、舞殿の奥にある中門を通ります。
まずは、拝殿で参拝します。
門の中には、言社(ことしゃ)と呼ばれる社が七つあり、干支を守る神様が祀られています。
おっさんは、戌年なのでこちらをお参り。
御朱印をいただいた後は、境内を散策。
本殿の真横にある末社「三井神社」。
囲いの中には、社が七つあります。
出雲井於神社(いずもいのへのじじんじゃ)。ご祭神は、建速須佐乃男命(たけはやすさのおのみこと)。古代山城国北部に住んでいた県主部の人々が祖神としてお祀りした神社です。
せっかくなので、古代祭祀遺跡の奈良殿神池(舩島)へ行ってみました。楼門の東側から矢印に従って進みます。
この場所に訪れる人は少ないので、ゆっくり散策することができました。
森の中を流れる奈良の小川。
復元された祭祀遺構。
美人になれる!?女性守護 日本第一美麗神「河合神社」
最後は、女性にご利益ありそうなパワースポット河合神社へ。こちらは、表参道の入口近くにあります。
ご祭神は、下鴨神社と同じ玉依姫命。女性の美しくなりたいという願望と、安産、育児、縁結びをかなえてくれる神様として広く知られ、自分の顔を書いた「鏡絵馬」を奉納して祈願するとご利益があるそうです。
これが鏡絵馬。たくさん奉納されていますね~。
絵馬は、授与所にあります。
すぐ側にあるこちらの建物の中で、絵馬に化粧をします。さすがに男性は一人もいませんね。
ほぼ女性向けと言っていい河合神社ですが、サッカー日本代表のシンボルマークとなった八咫烏を神として祀った任部社や、歌人で下鴨神社の神職の家系であった鴨長明の庵があることもお忘れなく。
下鴨神社へのアクセス