下総国一の宮 香取神宮
香取神社の総本社、下総国一の宮香取神宮へ
香取駅で下車し、最初に向かった先は利根川沿いにある津宮濱鳥居。
駅から歩いて約15分ほどでした。
神話の国譲りで活躍した御祭神・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は、海路を渡ってここから上陸したと伝えられ、昔はここが表参道口であったとのこと。
岸には、灯台の役目を果たした常夜灯と与謝野晶子の歌碑が建っていました。
昔の人にならって、一之鳥居からかつての表参道を歩いて香取神宮を参拝しました。
参道沿いにあった摂社・忍男神社。「しのびおとこ」ではありません。「おしお」と呼びます。
お祀りしている神様は、伊弉諾命。
現社殿は慶長12年(1607年)に徳川幕府によって造営されたもの。
踏切を渡ると橋がありました。
根本川に架かるこの橋は薫橋(ただすばし)といいます。
かつて例幣使の参向時に、ここで身をすすいだといわれ、衛兵の見張所もあったことからこの名がつけられました。
神宮までけっこう距離あります。雨が止んでよかった。
そして、ようやく香取神宮に着きました!30分くらいかかったかな。
食事処やお土産屋が立ち並ぶ商店街を抜けて入口へ。
参道の両脇には大きな石燈籠がたくさん並んでいました。
緑も豊富でとてもリラックスして歩けます。
色鮮やかな朱塗りの総門。
本殿前にあるこちらの楼門も映える。
拝殿。本殿と同じ黒漆を基調とした色。かっこいい。
現在の本殿は、5代将軍徳川綱吉によって造営されたたいへん歴史のある建物。
拝殿の左手にある三本杉。もともとひとつの杉の木でしたが、源頼義が祈願したところ三つに分かれたと云われます。
真ん中の杉は空洞です。
左の杉は斜めに伸びている。
境内をひと通り見たあと、要石へ。
鹿島神宮同様、地震を起こす大鯰を抑えるために地中深くまで差し込んでいるとされる霊石。強烈なパワースポットです。
最後は、経津主大神の荒魂を祀る奥宮をお参りしました。
奥宮に近づくと空気が一変します。凛とした雰囲気。
現社殿は、昭和48年に行なわれた伊勢神宮の遷宮の折の古材を使用されました。
小腹が空いたので商店街にある梅乃家本店でみたらし団子をいただきました。
有名な亀甲堂の厄落とし団子にしようか迷いましたが、看板犬に誘われてここにしてしまいました。人懐っこくてとても可愛い。
鹿島神宮と同じくたいへん由緒ある神社で、境内は見どころがたくさんありました。
商店街も昭和の香りがしていてのんびり散策を楽しめます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
香取神宮へのアクセス
東京駅より高速バス鉾田駅前行「香取神宮」下車、徒歩5分