備前国一の宮 吉備津彦神社
全国一の宮めぐり~岡山県岡山市吉備津彦神社~
今回は、2泊3日で岡山県の神社旅。
備前と備中の一の宮・吉備津彦神社と吉備津神社、石上布都魂神社を参拝しました。
まずは吉備津彦神社へ。
神池に浮かぶ参道。
奥に見える隋神門をくぐり、社殿を目指します。
この隋神門は、元禄10年(1697年)に岡山藩主池田綱政公によって造営されました。市指定の重要文化財。
同じく市指定の重要文化財の大燈籠。
安政6年(1859年)に天下泰平を祈願して建立されたもので、高さ11.5m、笠石は8畳ほどもある日本一大きな石燈籠です。
階段を登って拝殿へ。
拝殿と本殿の間にある祭文殿と渡殿。
昭和5年に火災で焼失しましたが、昭和11年飛鳥調の社寺建築の粋を集めて再建されました。
本殿は、戦国時代、日蓮宗への改宗を迫る備前金川城主松田左近将監によって焼かれてしまいますが、江戸時代になると岡山藩主池田氏の崇敬篤く、元禄10年(1697年)に藩主綱政公によって再建されました。
御祭神は、大吉備津彦命。
孝霊天皇の皇子で、第十代崇神天皇の御世、四道将軍として遣わされ吉備国を平定したと伝えられています。
童話の桃太郎は、この大吉備津彦命がモデルとされているそうです。
御朱印をいただき、境内を散策。
こちらは子安神社。
縁結びや子授け、安産、育児、夫婦円満の神様として崇敬されており、子宝に恵まれなかった藩主利隆公が祈願した後、名君の誉れ高い光政公が誕生したと云われています。
隣りには、下宮、伊勢宮、幸神社、鯉喰神社、矢喰神社、坂樹神社、祓神社の七つの末社が立ち並んでいます。
神池に浮かぶ亀島にある亀島神社。
亀島という名のとおり、池には亀がたくさんいます。
駐車場にある桃太郎像。
吉備の中山登山口から磐座へ
登山口側の鬼を祀る温羅神社をお参りしてから、磐座がある吉備の中山を目指しました。
藤原成親供養塔。
平安時代末期、鹿ヶ谷事件で平清盛に捕えられ、有木の別所で非業の死を遂げた大納言藤原成親の供養塔と伝えられています。
山に入ると不思議なことに時折雨が。
道中は、蚊との戦いでもありました。ちょっとでも立ち止まると刺されます。
磐座まであと少し。
ようやく磐座に着きました。
毎年5月第2日曜日には、ここで磐座祭が斎行されます。
山頂には8個の穴の開いた祠、八大龍王があります。
法華経の座に列した護法の龍神で、雲を操り雨を降らせる力を備えた神様で農耕社会では最も大切にされた神様であります。
山頂からの眺望。
蚊がいなければゆっくり過ごせたのですが…。
この後は、吉備の中山から吉備津神社を目指しました。
吉備津神社の紹介は、また後ほど。
ご覧いただき、ありがとうございました。
吉備津彦神社へのアクセス