連歌発祥の地、日本武尊ゆかりの酒折宮
甲府駅から一駅目の酒折駅で下車し、向かった神社は酒折宮(さかおりのみや)。
山梨県で唯一、「古事記」や「日本書紀」に登場した古い神社です。
社伝によると、日本武尊が東征の帰路、酒折宮に立ち寄り「新治筑波を過ぎて幾夜か寝つる」と片歌で問いかけたところ、身分の低い焚き火番の老人が「かかなべて夜には九夜日には十日を」との問答歌のやりとりが記載されていたことから、日本における連歌の起源とされ、連歌発祥の地となったようです。
また、武尊がここを発つときに野火攻めから自分を救った火打嚢を塩海足尼(しおみのすくね)に授け、のちに塩海足尼が火打嚢をご神体として社殿を造営したことが始まりであるとも伝えられています。
住宅地のあいだに建つ鳥居をくぐって中央本線の踏切を渡ります。
近くには野球やサッカーの強豪校である山梨学院高校があります。
小ぢんまりとした境内。緑に囲まれていて静かで落ち着きます。
連歌発祥の起源となった日本武尊と焚き火番の老人の問答歌の石碑が建っていました。
狛犬さんにご挨拶して拝殿へ。
本殿西側に広がる丘には磐座と思われる巨石群があります。
付近には梅や紅葉の名所である不老園やシャトー酒折ワイナリーなどがありますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
ご覧いただき、ありがとうございました。
酒折宮へのアクセス