長野県松本市浅間温泉の御射神社春宮を訪れました
信州安曇野・松本一泊二日の神社めぐり ~浅間温泉の御射神社春宮
今回泊まった場所は、1300年の歴史を持つ松本の奥座敷浅間温泉でした。
平日に訪れたため宿泊客も少なく、ゆっくり温泉に浸かることができました。
さて、翌朝。朝風呂に入った後に朝食まで時間があったので付近を散策してみました。
向かった先は御射(みしゃ)神社春宮。
古くは浅間社と呼ばれ、『吾妻鏡』には本郷六ヶ村を社領とする大社として記載されていたほどの古社。約650年前、この地を治めていた赤沢氏が諏訪の御射山神社を勧請し、社名を御射神社に改め、浅間の社を春宮、北東の三才山にある社を秋宮と呼ぶようになったそうです。
鳥居のすぐ側にある御神木。
境内に入ると、早速道祖神が。
奥に進むと三体の古い道祖神があります。昔、上浅間や下浅間の辻道にありましたが、道路拡張のため移されました。
参道の右側の道祖神は、確認できませんでしたが、案内板によると寛政11年(1799)正月吉日浅間村と刻まれているとのこと。
左側にある文字道祖神は、上浅間村にあったもの。天保10年(1839)己亥正月建立と刻まれていました。
同じく左側の双体道祖神は、宝暦7年(1757)丑正月と刻まれていたそうです。
階段を上って社殿へ。
狛犬さんにご挨拶。
拝殿。
ご祭神は諏訪神社と同じ建御名方命、八坂刀売命、事代主命。無事平穏、家運長久、疫病排除、商売繁盛、五穀豊穣などのご利益があるとされています。
裏側に回ることができるようです。
斜面を登って本殿を拝見しました。
神明造りだ。
背後は伐採された幹が転がっていました。
雨で斜面が崩れたら下の社殿に直撃するのでは。
最後に宮沢雅楽翁の筆塚を見て宿に戻りました。
毎年10月初旬には「松明祭り」という、大小40本余りの松明を担ぎ、火焔太鼓を響かせて温泉街を練り歩く火祭りが行なわれます。
この静かな温泉街がどのような光景になるのか一度観てみたいですね。
浅間温泉に訪れた際は、温泉街の散策でお参りしてみてはいかがでしょうか。
ご覧いただき、ありがとうございました。
御射神社春宮へのアクセス
路線バスアルピコ交通松本「浅間温泉」より徒歩10分