豊後国一の宮 大分県柞原八幡宮
大分県の神社めぐり旅③ ~柞原八幡宮
柞原行きの路線バスは本数が少ないので移動が大変。平日は午前3本、午後2本の1日5本だけ。土日になると3本しか運行していません。
13時35分、大分駅前を出発。終点の柞原へは14時に到着しました。
終点で降りたのは、おっさん一人だけ。
帰りのバスの時刻を確認すると17時10分。しかも最終。
うーむ、3時間も滞在できるのか…。
長い階段。
雨が止んで良かった。午前中のような土砂降りだったら登りにくい。
鬱蒼とした森に囲まれていて、神秘的な雰囲気でした。
日暮門と呼ばれる南大門の左手にそびえ立つ御神木のクス。樹齢は三千年とも云われています。二つに分かれた幹のうち、片方の幹の中は空洞になっている。
そして日暮門。ここには見事な彫刻が施されています。
日暮門をくぐると、参道が正面と右斜めの二手に分かれています。
右斜めは神域南正面の楼門への参道。しかし、閉門していて入ることができませんでしたので正面の参道を進んでください。
正面の参道。午前中の大雨で石畳が濡れて滑りやすい。手摺りに掴まりながら歩かないと転びます。
階段を右に行くと西門があります。
ここにも見事な彫刻が。
門をくぐり神域内へ。
天長4年(827年)延暦寺の僧、金亀和尚が宇佐神宮の一千日参籠にて神告を受け、柞原山に勧請したことが始まりとされます。
本殿は、宇佐神宮本殿と同じ八幡造りで嘉永年間(1848~1854年)に再建。本殿の東西に東宝殿、西宝殿が並び、本殿手前に申殿、拝殿、廻廊、楼門が続いています。
廻廊で靴を脱いで拝殿へ。
廻廊には、大友宗麟が奉納したという開運大太鼓があります。
初穂料100円を納めて叩いてみました。いや、いい音が響きます。
同じく廻廊内には奉納された絵が飾られていました。この絵が昔のばかりですごい。
廻廊の中央に拝殿があります。
何か低いなぁと思っていたら、正座して参拝するのだそうです。
廻廊から覗いてみると楼門の左右には隋身像が控えていました。
御朱印をいただき、帰り際、参道脇の稲荷社をお参り。
帰りのバスまで1時間30分以上あるので、歩いて西大分駅に向かうことに。
徒歩の場合は、途中、歩道がない道路を歩きますので車に十分注意が必要です。
浜の市といわれる仲秋祭で仮宮がある火王宮(ひおうぐう)に寄ってみました。
火王宮の社殿。
この神社の狛犬さんは愛嬌のある顔でした。
境内の合格門。門の上に賽銭箱があり、賽銭を投げて1回で入れば受験に合格するとか。
大分県の一の宮めぐりが、これで終了しました。
公共交通機関で行くには柞原八幡宮はバスの本数が少なくて大変ですが、神秘的な雰囲気抜群でおすすめです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
柞原八幡宮へのアクセス
「大分駅」または「西大分駅」より柞原行バス終点「柞原」バス停下車