紀伊国一の宮 伊太祈曽神社
2019年10月7日、日前宮の次に伊太祈曽神社をお参りしました。
伊太祈曽神社も紀伊国一の宮で、御祭神は五十猛命(いそたけるとのみこと)という神様。お父さんは素戔嗚尊です。
植林の神様として信仰されていて、日本書紀には妹神たちと一緒に日本の国中に植樹したと記されており、最後に現在の和歌山県に鎮まったと云われています。
はるか昔には和歌山市の秋月にお祀りされていましたが、日前宮の鎮座とともに現在の伊太祈曽である山東の地へ遷座したようです。
貴志川線といえば、ねこ駅長。駅長は終点の貴志駅と、ここ伊太祈曽駅の2駅に勤務していますが、今日は公休日のため不在でした。
ちょうど、たま電車が来ましたよ。
駅から歩いて5分ほどで到着。もう、ここから良い雰囲気でした。
神池に架かる橋を渡ります。
割拝殿。階段を登って本殿へ。
左右の脇殿には、妹神の大屋津姫命(おおやつひめのみこと)と都麻津比売命(つまつひめのみこと)がお祀りされています。
次いで、五十猛命の荒魂をお祀りしている氣生神社へ。
明治の合祀令によって近隣の神社を合祀して建てられた蛭子神社。
この彫刻は木祭りで奉納されたものですが、何とチェーンソーのみで造り上げたそうです。
お猿石は、首より上の病に霊験があると云われているようです。
割拝殿内の木の俣くぐり。「古事記」の五十猛命こと大屋毘古神が大国主神を助けた話にちなんで、この穴をくぐると厄除けになると云われているとか。
チャレンジしたかったのですが、腰の状態が良くないので…。
こちらにも蛭子神社の龍神と同じくチェーンソーで彫られた干支が並んでいました。
どれもよく出来ている。素晴らしい。
御朱印をいただき、境内を散策。
常盤殿の前の御神木。昭和37年の落雷で燃えて枯れてしまい、このような状態に。
常盤殿の脇を通って御井社へ。また空気が違う。
50mほど進むと井戸がありました。古くから湧き続ける水は「いのちの水」と呼ばれており、飲むと活力を得られるとか。
井戸の奥にある御井社。新しく建て替えられたのだろうか、ピカピカです。
最後に祇園神社と磐座へ。
こちらも合祀令によって、近隣にあった四つの祇園社を合祀して建てられた神社。
神様はお父さんの素戔嗚尊です。
参拝者も少なく、ゆっくり過ごせました。
木の神様から氣をいただくことができたかな?
ご覧いただき、ありがとうございました。
伊太祈曽神社へのアクセス