全国一の宮めぐり『津軽国一の宮 岩木山神社』
全国一の宮めぐり67社目は、青森県弘前市にある津軽国一の宮「岩木山神社」です。
岩木山神社は、津軽富士とも呼ばれる岩木山の麓に鎮座し、創建約1200余年の歴史を有する由緒ある神社です。昔から「お岩木さま」「お山」と親しまれ、陸奥津軽の開拓の神、農漁業の守護神、また祖霊の坐すところとして崇められてきました。
弘前駅前から弘南バスに乗ること約40分。目的の岩木山神社に到着。
晴れていたら鳥居の正面に岩木山が見れたのだが、残念ながらこの日は雲にお隠れに。
それでも、この空気というか雰囲気にとても感動しましたよ。来て良かった~(^^)
参道の右手にある「五本杉」。ひとつの根から幹が5本に分かれて伸びているという珍しい木です。岩木山神社には五柱の神様が祀られているから、こうなったと言われているとか。
杉木立に囲まれた長い参道をゆっくり歩いていくと、国の重要文化財である楼門が見えてきました。楼門は、寛永5年(1628年)に二代藩主津軽信枚公によって建立されました。
岩木山神社の手水舎は、何とこれ!
楼門の 手前、右側に行くとあります。三つの龍神の口から勢いよく流れる水は岩木山の湧き水だそうで、飲むこともできますよ。飲んでお岩木さまのパワーを分けてもらいましょう。
上向きと下向きの珍しい『狛犬』さん
楼門手前の石柱にいる狛犬さん。右の狛犬さんは上向きで、左は下向きという全国でも珍しい形。すごいのは、何といっても石柱と狛犬がひとつの石から造り上げられたものだそうです。
ちなみに、上向きは金運、下向きは恋愛運アップのご利益があるそうです。
毎日、参拝者を優しく見守っています。
手水舎でお清めをして、中門を通って拝殿へ向かいました。
中門も国の重要文化財のひとつ。見上げると迫力ある龍神の天井画が。そして、「北門鎮護」の扁額。こちらは、日露戦争の必勝を祈願して東郷平八郎元帥が揮毫したもの。
極彩色の豪華な彫刻も施されています。
国の重要文化財に指定されている拝殿。荘厳な雰囲気を纏っている。
拝殿の屋根には虎の彫刻が。
中門の右側にある末社「白雲大神社」と「稲荷神社」にも立ち寄ってみました。
こちらは龍神様を祀った白雲大神社。周囲には白蛇の池と呼ばれる池があり、神秘的な雰囲気が漂っています。
隣りにある稲荷神社も神秘的な雰囲気が漂う。杉の根っこも不思議な生え方をしていました。
参拝を終え、駐車場でおばちゃんが売っていた昔懐かしいアイスクリンを購入。
お値段150円。素朴な味で美味しかったです(^^)
残念ながら、新型コロナウイルス感染症対策で御朱印帳への記帳は当面の間中止となっており、書置きのみの対応でした(2020年9月28日時点)。
岩木山も隠れてしまっていたので、これは、また来いということなのだろうか…。
きれいな桜が見たいので、春にまたお参りさせてもらいますよ、お岩木さま。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
岩木山神社へのアクセス