龍宮神社 鹿児島県指宿市
枚聞神社の次は、長崎鼻にある浦島太郎伝説の乙姫を祀る龍宮神社を訪れました。
長崎鼻バス停留所から土産物屋が並ぶ坂道を下って直ぐに神社がありました。
龍宮神社の由緒
龍宮神社は、薩摩半島の最南端に突き出た岬、長崎鼻の断崖絶壁の上に、豊玉姫(乙姫)を御祭神として鎮座していました。
この頃は石の祠であったそうですが、いつしか村人によって木造の屋根が被せられるようになりました。しかし、度重なる台風の被害により劣化が進み、昭和31年、台風により倒壊した神社を当時の南薩鉄道が再建。
平成22年9月、老朽化が進んだため安全上、本殿を残し拝殿及び社務所を解体。
平成23年3月、九州新幹線の鹿児島への乗り入れに伴う「指宿のたまて箱」号の運行、「竜宮伝説」などのキャンペーンが指宿市全体で行なわれるに至り、龍宮神社があった岡児ヶ水区では神社の再建を目指しました。
着工から二年、平成24年5月に本殿を建立し落成の運びとなりました。
建設費用は岡児ヶ水区の積立金1000万円余を用い、本殿は約半年かけて広く募金活動を行なって集まった1300万円の浄財で建立しました。
拝殿は竜宮城をイメージしたようなデザインです。
かめ壺にたくさんの貝殻がありました。
「貝殻祈願」、貝殻に願い事を書いて奉納すると願いがかなうそうです。
こちらが本殿。
本殿の隣りには、参拝者が願い事を書いて奉納した貝殻を保管する「願いの貝塚」があります。
説明書きには永年保管するとありますが、収納しきれないのでは。もう、厳しくなってきていますよ。
御朱印は、鳥居の側にある「にしき屋本店」という土産物屋さんでいただけます。
灯台に行く途中、浦島太郎と亀の石像がありました。
こちらも願い事を書いた貝殻でいっぱい。
亀は、もうすぐ貝殻で埋め尽くされてしまうのでは。
曇り空でしたが、灯台から望む東シナ海の景観はすばらしかったです。
対岸に見える開聞岳の姿もすばらしいですよ。
次に訪れる機会があったら、指宿に宿をとって夕日を眺めたいですね。
「にしき屋本店」でしか販売していないという、幻の本格芋焼酎「乙姫の玉手箱 さつま竜宮」はとても美味しかったです。もう1本買っておけばよかった。
それでは、また。
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