氷川女體神社の祇園磐船龍神祭に行ってきました
龍神祭と祇園磐船祀り
5月4日、見沼の地域ガイド主催の龍神行列ツアーに参加し、氷川女體神社の祇園磐船龍神祭(ぎおんいわふねりゅうじんさい)を見てきましたので、ご紹介します。
この日はゴールデンウィーク真っ只中。さらに浦和レッズの試合や近隣でイベントがあるため道路は渋滞。予定時刻を30分ほど遅れて路線バスがようやく来ました。
総持院のバス停で下車し、見沼代用水沿いから見事な竹林が広がる斜面林の中を歩き、龍神行列のスタート地点である国昌寺へ。
いざ、龍神行列!
国昌寺の山門。この門から龍神行列が出発します。
山門の欄間にある龍の彫刻は、左甚五郎作と伝えられています。
この彫刻には、見沼の主である龍が封じ込められており、あるとき、葬儀で門を通った棺が急に軽くなったので中を見てみると空になっていました。村人たちは彫刻に封じ込められた龍の仕業ではないかと噂し、以後門は閉じられるようになったそうです。
境内にはビニール製の龍がスタンバイ中。
住職さんがお経を唱え、龍神祭が始まりました。
続いて、地元の竜神会の方々がご焼香します。
そして……
開かずの門が開き、龍が登場しました!
先ほどのビニール製の龍と違うタイプ。この龍の後にビニール龍が登場し、2体で練り歩きます。
龍神祭のときは開かずの門を通ることができるようです。貴重な体験!
龍神行列は見沼代用水東縁から見沼大橋を練り歩き、氷川女體神社へと向かいました。
女體橋ではご婦人達が和太鼓を鳴らして龍をお出迎え。
見物者が続々と境内に入っていきます。
先に神社に到着した龍神は、いったんひと休み。
それにしても、以前訪れたときは閑散としていた境内に、こんなに人がたくさん来て賑わっている。お祭りって良いですね。
祇園磐船祀り
午後になり、公園の隣にある磐船祭祭祀遺跡へ巫女さんたちが移動します。
祭祀場には祭壇が設けられ、厳粛なムードが漂う。
ガイドさんによると年々見物者が増えており、今年は特に多いそうです。
祭祀場は広くないのでキャパシティが限界かも。
ちなみに、祭壇前の通路は神様の通り道。祭祀中はここに立ってはいけません。カメラに夢中のおじさん達が神主さんに注意されました。
次に、総代さんたちが四方拝。塩や御神酒などを撒いてお清めをします。
そして、この祭祀のメインとも言うべき、巫女さんの舞。
優雅ですね~。
見物者が多くて写真を撮るのに苦労しました。
舞の後には、江戸時代、見沼の通船堀を行き来する船頭たちに唄われてきたという「舟歌」と和太鼓が奉納されました。
最後は、神主さんや総代さん、巫女さん達と龍神が公園を半周し、女體神社に帰って終了となりました。
境内では、社殿をバックに関係者の皆さんが集合写真。
我々見物者も記念に撮らせていただきました。
帰途、公園に寄ると役目を終えたビニール龍がぐったり。
お疲れ様でした!
祇園磐船龍神祭、とても良かったです。あまり大々的ではないところも個人的に好きです。
来年は龍の担ぎ手として参加してみたいですね。
興味をもった方は、来年訪れてみてください。
それでは、また。
氷川女體神社のアクセス
JR武蔵野線「東浦和駅」より国際興業バス「芝原小学校」下車、徒歩10分。