竹駒神社 宮城県岩沼市
日本三大稲荷のひとつ竹駒神社
5月24日、日本三大稲荷のひとつ宮城県の竹駒神社を訪れました。
仙台から最寄りの岩沼駅へ。ここから徒歩で向かいます。
竹駒神社の創建は、承和9年(西暦842年)。
小倉百人一首で有名な小野篁(おののたかむら)が陸奥守として着任した際、京都の伏見稲荷を勧請して建立しました。
人間生活の基本となる衣食住の守護神である倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、保食神(うけもちのかみ)、稚産霊神(わくむすひのかみ)の三柱を祀っています。
東北地方では、陸奥國一の宮の塩竈神社に匹敵するほど初詣に訪れる人が多いそうです。
表参道の鳥居。
二つ目の鳥居をくぐると松尾芭蕉の句碑があります。
広い境内には、立派な松の木が数多く植えられています。
この参道はいいですね!
たくさん並んだ赤い幟旗と狐の石像がたまりません。これぞ稲荷大明神って感じ。
参道を進むと、岩沼市の有形文化財に指定されている隋身門があります。
江戸時代の文化9年(西暦1812年)に建立。総ケヤキ
で造られた重厚な二階門。彫刻や意匠は、江戸後期の秀作といわれています。
神号額は、仙台藩七代藩主伊達重村公の筆によって書かれたもの。
門の左右には、隋神と神使の白狐が奉安されています。
隋身門の脇にある神池には、たくさんの鯉が泳いでいました。
この神池にも狐がいますよ。
隋身門の奥に控える唐門。こちらも岩沼市の有形文化財に指定されています。天保13年(西暦1842年)建立。
隋身門同様、こちらの彫刻も見事。
そして、迫力ある巨大な提灯。
唐門をくぐると正面に社殿があります。
拝殿内ではちょうど御祈祷が行なわれており、太鼓の音が鳴り響いていました。
拝殿奥にある本殿。
拝殿の左側には、奥宮へ行く地下通路があります。
地下通路を進んでいくと、壁にお稲荷さんが。
「元宮跡」と書かれている。
前社殿は平成2年11月21日、過激派の放火によって炎上焼失。現社殿は平成5年に再建されました。
元宮跡を奥に進むと神使である神狐をお祀りする命婦社(みょうぶしゃ)があります。
命婦社の上に奥宮があります。突き当りの階段を上ります。
こちらが奥宮です。神職さんの清掃が終わるのを待って撮影させていただきました。
奥宮をお参りした後は、境内社をお参り。
左から北野神社、秋葉神社、出雲神社。その他の境内社は修理中でした。
出雲神社は、出雲大社の約8分の1のサイズです。
境内南側の御新田と宇賀神社。
残念ながら、ここから先は入れませんでした。
最後に、裏参道へ。
さすが塩竈神社に匹敵するほどの初詣客を集める神社。とても雰囲気のある神社でした。
この後は、同じ岩沼市にある金蛇水神社へ。
それでは、また。
竹駒神社へのアクセス