埼玉県児玉郡神川町の金鑽神社を訪ねる
武蔵国二の宮 金鑽神社(かなさなじんじゃ)
12月29日(金)、2017年最後の神社めぐりとして埼玉県児玉郡神川町にある金鑽神社を訪ねました。
金鑽神社は、旧官幣中社で、延喜式神名帳にも名を残すほどの歴史ある古社。社格は、武蔵国二の宮です。
社伝によると、日本武尊が東征の帰途、伊勢神宮で伯母倭姫命から賜った火打石を御霊代として、御室山(御岳山)に祀ったのが創祀とされる。鎌倉時代には、武蔵七党の一つ、児玉党の尊信厚く、近郷二十二ヵ村の総鎮守とされ、江戸時代には徳川幕府から御朱印三十石を賜りました。
本殿を持たない神社で、拝殿の後ろにそびえる御室山を御神体としております。同様に、山を御神体として本殿を持たない神社として奈良県の大神神社などが有名ですよね。
東武東上線小川町駅でJR八高線に乗り換え、丹荘(たんしょう)駅に着いたのは、午前7時37分でした。自宅の最寄駅から2時間以上かかりました。
ちなみに、トイレは駅構内にありません。駅舎から左側の離れた場所にあります。近くにコンビニやトイレを借りられるお店がありませんので、徒歩や路線バスで行かれる場合はここのトイレを利用してください。
バスの時刻表や路線図は、こちらをご参照ください。
http://www.asahibus.jp/html/time.html
スポーツジムが正月休みに入ってしまったので、おっさんは、有酸素運動を兼ねて歩きました。
駅を出て通りを左へ。
踏切を渡り、県道22号をひたすら進みます。
30分程歩いて、ようやくコンビニがありました。
コンビニの先を進むと砂利屋さんがありますので、ここを左折します。
途中の道路は歩道がなく、時折、ダンプカーも通りますので注意してください。
国道462号に出たら、右へ進みます。
やっと案内看板が見えてきました。
大光善照寺。金鑽神社は、この先にありますよ。
到着しました~。いやぁ、だいぶ歩きましたね~。
大鳥居は、けっこう大きいですよ。
では、境内に入ってみましょうか。
境内にある、国指定の重要文化財「多宝塔」。三間四面のこけら葺き、宝塔に腰屋根が付けられた二重の塔婆だそうで、天文3年(1534年)に、この地の土豪である阿保弾正全隆が寄進したもの。
橋を渡り、神域へ。
手前が手水舎。奥に見えるのが神楽殿です。階段を上がると拝殿があります。
拝殿。
神体山の前方にある神門。
拝殿の右脇にある神饌所。
庭内には初詣用にテントが設置されていました。
拝殿の左側にある摂末社。どういう神様を祀っているかは不明。
この先を進むと、特別天然記念物の鏡岩がある御嶽山の登山口です。
せっかく来たので登ってみました。
貸出用の杖があります。
登ってみるべし!御嶽山の岩山展望は絶景!
鏡岩と山頂めざして、いざ出発!
登山道は整備されていて歩きやすいですが、傾斜がきついのでゆっくり登ってください。
やたらと句碑や石像が多い。
中腹辺りに着きました。鏡岩は、この山道の斜面にあります。
こちらが鏡岩です。
約一億年前に関東平野と関東山地の境にある八王子構造線ができたときの岩断層活動のすべり面だそうです。自然の力ってすごい。
さらに登っていくと、
左が岩山展望と弁慶穴。右が山頂への案内板。
まずは、岩山展望と弁慶穴へ。
ここには、たくさんの石仏がありました。
弁慶穴へのルートは柵が無く、道幅も狭いので十分注意してください。
こちらが弁慶穴です。
次は岩山展望へ。
岩道を登ります。
岩山展望に着きました。見晴らし最高!来た甲斐がありました~。
展望はこんな感じです。
方位盤があるので、たいへん分かりやすいですね。
最後は、山頂へ。細い山道を歩きます。
最後に待ち構えているのが、この急峻な山道。ロープに掴らないと登れませんね。
体験してみて、登りよりも下りが大変でした。足場をしっかり確認してロープや木の幹に掴まりながら下りてくださいね。
山頂の風景。こちらは周囲に木々があるため見晴らしは悪いですね。
昔はお城があったんですね。こんな険しいところを上り下りするのは大変だ。
無事、下山できました。撮影しながらでしたので往復約1時間くらいでした。
大鳥居には屋台が並べられていました。普段は人が少ないのでしょうが、お正月は初詣の参拝者で賑わうんでしょうね。
せっかくここまで来たので、この後は「おふろCafe白寿の湯」に寄って温泉に浸かりました。
駅に向かう途中の中華屋さんの前に猫さんがいたのでパシャリ。
2018年も一の宮を中心にいろいろな神社をお参りしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
金鑽神社へのアクセス
朝日自動車バス「渡瀬本宿」下車、徒歩39分。