日本最古の神社のひとつ 石上神宮を訪ねる
3月21日から2泊3日で奈良県へ神社巡りの旅をしてきました。
天皇陛下の退位で平成ももうすぐ終わりということで、今回は第一代天皇である神武天皇をお祀りしている橿原神宮と、東征で危機を助けたという神剣「布都御魂剣」をご神体とする石上神宮がある山の辺・橿原エリアを訪ねることに。
一日目は、天理市にある石上(いそのかみ)神宮へ。
石上神宮は、「古事記」や「日本書紀」にも社名が出てくるほどの大変歴史のある古社のひとつで、豪族物部氏の総氏神として崇敬されました。
主祭神は石上大神(いそのかみのおおかみ)で、神話の国譲りで武甕雷神が用いた布都御魂剣に宿る布都御魂大神(ふつみたまのおおかみ)、物部氏の祖先邇藝速尊(にぎはやひのみこと)が天津神から授かった十種瑞宝(とくさのみずきたから)に宿る布留御魂大神(ふるみたまのおおかみ)、素戔嗚尊が八岐大蛇を斬ったという十握剣(とつかのつるぎ)に宿る布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)の三柱を総称した神様です。
天理駅から歩くこと約30分程で到着。
境内に入ると、東天紅や烏骨鶏など色々な種類のニワトリたちがお出迎えしてくれました。放し飼いされているようで自由に走り回っている。
社務所近くの庭にいたこの方は、ずっと一本足立ち。鍛えているのだろうか?
手水所でお清めして社殿へ向かいます。
文保2年(1318年)に建立されたという楼門。昔は鐘楼門だったそうです。写真では分かりずらいですが、二重の正面に掲げられた木額の「萬古猶新」は山県有朋の筆によるもの。
禁足地の前に建つ拝殿。厳かな雰囲気が漂っています。
御朱印をいただき、境内を散策。
天神社。
七座社。
出雲建雄神社。草薙剣の荒魂をお祀りしています。
天然記念物ワタカが棲息しているという鏡池。
南北朝時代、後醍醐天皇が都から吉野に逃れる途中、敵に見つかりそうになったためいななく馬の首を斬って池に投げ入れ、この馬がのちにワタカになったという伝説があります。
最後は、大鳥居を西に下り神宮外苑公園の向かい側にある神田(こうだ)神社へ。
熊野で危機にあった神武天皇に、高天原から下った布都御魂剣を渡した高倉下命(たかくらじのみこと)をお祀りしている神社です。
石上神宮には2時間くらいいてしまいました。とっても居心地が良かったです。
さて、お腹が空いたのでお昼は元幕内力士でプロレスリングノアで活躍した力皇さんのラーメン店「麺場力皇」へ。
人気店らしく行列ができていました。とても美味しかったです。
この後は、宿泊するホテルがある橿原市の入鹿神社へ。
石上神宮へのアクセス