神社時々ねこ

神社LOVE、猫LOVE。一人旅大好なおっさんの不定期ブログです。

美濃国一の宮 南宮大社

6月25日、岐阜県不破郡垂井町に鎮座する南宮大社を訪れました。

早朝、東京駅6時33分発の『こだま号』に乗って名古屋駅へ。

今回は『ぷらっとこだま』ではなく、チケットレスで乗車できる『スマートEX』を初めて利用してみました。交通系ICカードを登録しておくと、改札をすいすい通れるので大変便利。

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奮発してグリーン車で。人が少なくて快適。

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お弁当もゆっくり食べることができました。

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名古屋駅から大垣駅に移動し、大垣駅米原行きの電車に乗り換えて、最寄りの垂井駅で下車しました。

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最初に向かったのは、新幹線の高架沿いに建つ高さ21mほどある大鳥居。大きくて、迫力あります。

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大鳥居から約10分ほどで南宮大社正面に着きました。

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重要文化財のひとつである楼門を正面から。手前の石輪橋は神様専用の橋。

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下流にある下向橋を渡って楼門へ。

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楼門の表には左大臣と右大臣、内側には狛犬の木像があります。どれも相当な年月を経ていそう。

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狛犬の向きは一般の神社で目にする社殿を背にしておらず、神様がいる本殿を見守っているような感じ。

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手水舎では、カエルがくつろいでいましたよ。和むな~。

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神域中央の高舞殿と拝殿。こちらも国の重要文化財のひとつ。鮮やかな朱塗りが美しい!

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美濃国一の宮である南宮大社は、主祭神金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀り、鉱山はじめ金属一切を司る神様として敬われてきました。

創建は神武天皇の時代に遡り、古くは仲山金山彦神社と称し、現在地から2キロほど離れた当時美濃国府があった府中に鎮座していました。

崇神天皇のときに現在地に遷り、国府の南に位置していたことから『南宮大社』と呼ばれるようになったと云われます。

慶長5年(1600)の関ヶ原合戦の兵火で社殿が焼失しましたが、寛永19年(1642)、この地にゆかりのある春日局らの願いを聞き入れた三代将軍、徳川家光によって再建されました。

建築様式は和様と唐様を混用した独特の様式で『南宮造』と呼ばれています。同時期に建造された三重塔や鐘楼などの仏教関係は、明治初期の廃仏毀釈のときに浅倉山真禅院に移されました。

境内には江戸時代の代表的な遺構十八棟が国の重要文化財に指定されており、51年目毎に式年遷宮が行われます。

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御朱印をいただいた後、南門を抜けて奥にある南宮稲荷神社に向かいました。

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途中にある瓦塚。社殿の古い瓦を供養しているようです。

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稲荷神社に通じる道は、朱塗りの鳥居が連なる。

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連鳥居を抜けると正面に南宮稲荷神社がありました。空気というか雰囲気が違う。

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脇にあった階段を登っていくと稲荷社が見えましたので、こちらもお参りしました。

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南門に戻る途中、瓦塚の手前にある湖千海神社に寄りました。

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豊玉彦命こと引常明神をお祀りしている神社のようで、由緒書きによれば、大仏建立の勅願で金山彦命の神助を請うため行幸した聖武天皇がこの地にあった霊泉を汲み、大仏建立を成し遂げたと伝えられています。

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北条政子が亡き源頼朝の菩提を弔って建立したという南竺の鉄塔。

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これが霊泉なのだろうか。覗いてみるとサワガニがいました。

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境内の摂末社をお参りし、最後に正面入口脇にある数立神社(美濃国総社)をお参りして南宮大社を後にしました。

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空はどんよりとしていて、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気。晴れていたら毛利秀元安国寺恵瓊陣所跡を訪ねたかったのですが、またの機会に。

岐阜駅へ移動し、伊奈波神社大河ドラマ館へ行くことにしました。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

南宮大社へのアクセス

JR東海道本線「垂井駅」より徒歩20分