全国一の宮めぐりvol.1『陸奥国一の宮 塩竈神社』
出不精で滅多に旅行なんてしなかったわたくし。
この夏、ふと20年に1度の式年造替中の春日大社と奈良県の大神神社を訪れたことがきっかけで、すっかり神社にはまってしまいました。
また同時に旅のすばらしさも知り、全国一の宮を中心に旅行をしたいと思っています。
さて、今回は塩竈神社を紹介します。
創建年代は不明ですが、平安時代の初期、嵯峨天皇の御代に編纂された弘仁式には「塩竈神を祭る料壱萬束」と記され、祭祀料を朝廷から授かっていたことが知られます。
中世になると奥州藤原氏、鎌倉幕府留守職であった伊沢氏ら歴代領主より厚い信仰が寄せられました。特に江戸時代になると伊達家の崇敬はことのほか厚く、政宗以降歴代藩主は大神主を務めたそうです。
ご祭神は、鹽土老翁神(しおつちのおじのかみ)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)。
鹽土老翁神は「古事記」の海幸彦・山幸彦の説話に、兄海幸彦の釣り針を無くして困っていた山幸彦に、竹の籠の小舟をつくって与え、綿津見神(わたつみのかみ)の御殿へ導いたとされる神で、他にも人々に製塩法や漁法を教えたと伝えられています。
武甕槌神と経津主神は大国主神の国譲りの立役者となった神で有名ですが、社伝によれば、東北平定の役目を担った武甕槌神と経津主神を鹽土老翁神が道案内したと言い伝えられています。
最寄駅はJR仙石線「本塩釜駅」。表参道鳥居までは徒歩15分です。
周辺の観光には、駅に置いてある「しおナビぶらぶらりんマップ」を入手すると大変便利ですよ。
本塩釜駅にあるオブジェ。十二支の像が飾られていました。
ハロウィンまである。
郵便ポストにはマグロのオブジェがありました。塩竈は、日本有数の生マグロの水揚げ量を誇っているんです。
こちらが表参道。202段あるという急な石段が待ち構えています。
ここを氏子が重さ1トンの神輿を担いで上り下りする祭りがあるそうです。
(見てみたい!)
拝殿と本殿は、1200年以上の歴史を持ち、国の指定重要文化財となっています。
参拝後は境内を散策しました。
隣にある志波彦神社にもお参りしましたよ。
「釜の水があふれない、干上がらない」「変事があると釜の水の色が変わる」など日本三奇のミステリースポットだそうです。
残念ながら、その釜のある場所は封鎖されていて見ることはできませんでした。
さて、お昼は「すし哲」でと思ってお店に行きましたが、有名店なのですごい行列。
並んでまで食べるのは嫌なので、「しおナビぶらぶらりんマップ」に付いていた、おもてなしチケットが利用できる「まぐろ直売食堂」で仲買丼並盛を食べました。
50円引きで730円でした。
ごちそうさまでした。値段相応だったかな~。
塩竈神社のアクセスはこちら。