神社時々ねこ

神社LOVE、猫LOVE。一人旅大好なおっさんの不定期ブログです。

『近江八景 唐崎の夜雨』で知られる名勝唐崎神社へ

おごと温泉で一泊し、帰りの新幹線まで時間があったので唐崎神社をお参りしました。

日吉大社の摂社である唐崎神社は、天智天皇が奈良の三輪山から大己貴神を勧請した際に、琵琶湖を渡り、この地に降り立ったとされていることから日吉大社西本宮の鎮座に縁が深い神社であります。

日吉大社の社伝によれば、舒明天皇6年(633年)琴御館宇志丸(ことのみたちうしまる)がこの地に居住して「唐崎」と名付けたといわれています。ご祭神、女別当命(わけすきひめのみこと)は琴御館宇志丸の妻で、持統天皇の御代(697年)に創建されました。

古くから祓いの霊場として知られ、平安時代には「七瀬の祓」の一所として京人や公家の姫君たちがお祓いをされてきました。昔は「女別当社」と呼ばれ、女性の信仰極めて篤く殊に婦人病や下の病に霊験があるとされています。

f:id:yasucom:20201021223850j:plain

まずは、拝殿にて参拝。

f:id:yasucom:20201022094935j:plain

本殿を間近で見ることができました。

f:id:yasucom:20201022231513j:plain

境内にある霊松「唐崎の松」はぜひ見ておきたいところ。

琴御館宇志丸が、庭前に松を植え「軒端の松」と名付けたことに始まり、日吉大社西本宮のご鎮座伝承では、童の姿に身をやつした大神様が船に乗ったまま松の梢に上がるという神業をされたことから神聖視されるようになったといわれています。

f:id:yasucom:20201022095558j:plain

現在の霊松は三代目。樹齢約100年はあります。

ちなみに、金沢の兼六園にある唐崎の松はこの地から分けられたものだそうです。

f:id:yasucom:20201023093809j:plain

芭蕉の句碑もありました。

f:id:yasucom:20201023093214j:plain

最後に、近江八景「唐崎の夜雨」の景勝地から琵琶湖を眺めて神社をあとにしました。

広い琵琶湖と対岸の近江富士を観ることができ、景色はとても素晴らしかったです。

f:id:yasucom:20201023093911j:plain

f:id:yasucom:20201023093959j:plain

社務所無人御朱印はいただけませんでした。霊松と景色は素晴らしいので、日吉大社とセットでお参りしてみてはいかがでしょうか。

さて、帰りもこだま号のグリーン車で。駅弁をつまみにお疲れさんビールでした(^^♪

f:id:yasucom:20201023094555j:plain

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

唐崎神社へのアクセス

JR湖西線「唐崎駅」より徒歩12分