神社時々ねこ

神社LOVE、猫LOVE。一人旅大好なおっさんの不定期ブログです。

唯一現存する吉川神道の社殿構成『高照神社(青森県弘前市)』

岩木山神社参拝後、弘前藩四代藩主津軽信政公と藩祖為信公が祀られている『高照神社』に向かいました。

バスの時間がなかったので歩きで。

クマ目撃の看板に少々ビビりながらも20分ちょっとで到着しました。

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境内には誰もいない。静かだ。

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隋神門を抜けて社殿へ。

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神域内にあるウラジロモミジ。

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立札で休息している赤とんぼ。和むな~。 

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高照神社は、四代藩主信政公を祀る廟所が始まりとされます。宝永7年(1710年)信政公が弘前で死去すると、遺命により、五代藩主信寿公が吉川神道に基づいて高岡の地に神葬しました。明治10年には、南部氏の支配から独立して津軽を統一した藩祖・為信公が合祀されました。

社殿は、弘前城の西方、岩木山麓に東西軸上に並んで配置され、東から鳥居、隋神門、拝殿及び幣殿、東軒廊、中門、西軒廊、本殿が並ぶ構成となっています。これは、吉川神道に基づいた独特な社殿構成であり、全国的にほとんど類例がなく、近世神社建築の展開の一端を示すものとして価値が高いとのこと。

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拝殿内に奉納された絵馬も江戸時代のもので、大変貴重。

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本殿。 

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本殿から約200m西方にある廟所にも寄ってみました。

杉木立に囲まれて独特の空気が漂う参道。 

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こちらが廟所。威厳が感じられます。

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帰り道、馬場跡にも立ち寄りました。 

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高岡の森弘前藩歴史館は休館していて見学できませんでした。御朱印は近くにある阿部商店で頂くことができますが、ちょっと入りずらかったな~。お昼時は勇気いるよ。

帰りは岩木山神社からバスで。本数が少ないので時間を調べて行った方が良いです。

 

さて、二泊三日の旅も終わり。

朝、お世話になった「南田温泉ホテルアップルランド」さんの部屋から岩木山を見ることができました(^^♪

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朝食後、ホテルの観音様を拝む。 

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弘前駅。「お岩木さま」は、弘前の人々に親しまれているのが良く分かります。

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「101回目の桜で逢いましょう」。逢いたいよ~。

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いよいよ、お別れのときが来てしまいました。

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車内で、幻の駅弁「津軽ひとくちだらけ」をつまみにお疲れさんビール🍺

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

高照神社へのアクセス

JR「弘前駅」より弘南バス枯木平行約40分「高照神社南口」下車

 

全国一の宮めぐり『津軽国一の宮 岩木山神社』

全国一の宮めぐり67社目は、青森県弘前市にある津軽一の宮岩木山神社」です。

岩木山神社は、津軽富士とも呼ばれる岩木山の麓に鎮座し、創建約1200余年の歴史を有する由緒ある神社です。昔から「お岩木さま」「お山」と親しまれ、陸奥津軽の開拓の神、農漁業の守護神、また祖霊の坐すところとして崇められてきました。

 

弘前駅前から弘南バスに乗ること約40分。目的の岩木山神社に到着。

晴れていたら鳥居の正面に岩木山が見れたのだが、残念ながらこの日は雲にお隠れに。

それでも、この空気というか雰囲気にとても感動しましたよ。来て良かった~(^^)

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参道の右手にある「五本杉」。ひとつの根から幹が5本に分かれて伸びているという珍しい木です。岩木山神社には五柱の神様が祀られているから、こうなったと言われているとか。

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杉木立に囲まれた長い参道をゆっくり歩いていくと、国の重要文化財である楼門が見えてきました。楼門は、寛永5年(1628年)に二代藩主津軽信枚公によって建立されました。

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岩木山神社の手水舎は、何とこれ!

楼門の 手前、右側に行くとあります。三つの龍神の口から勢いよく流れる水は岩木山の湧き水だそうで、飲むこともできますよ。飲んでお岩木さまのパワーを分けてもらいましょう。

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上向きと下向きの珍しい『狛犬』さん

楼門手前の石柱にいる狛犬さん。右の狛犬さんは上向きで、左は下向きという全国でも珍しい形。すごいのは、何といっても石柱と狛犬がひとつの石から造り上げられたものだそうです。

ちなみに、上向きは金運、下向きは恋愛運アップのご利益があるそうです。

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毎日、参拝者を優しく見守っています。

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手水舎でお清めをして、中門を通って拝殿へ向かいました。 

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中門も国の重要文化財のひとつ。見上げると迫力ある龍神の天井画が。そして、「北門鎮護」の扁額。こちらは、日露戦争の必勝を祈願して東郷平八郎元帥が揮毫したもの。

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極彩色の豪華な彫刻も施されています。

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国の重要文化財に指定されている拝殿。荘厳な雰囲気を纏っている。

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拝殿の屋根には虎の彫刻が。

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中門の右側にある末社「白雲大神社」と「稲荷神社」にも立ち寄ってみました。

こちらは龍神様を祀った白雲大神社。周囲には白蛇の池と呼ばれる池があり、神秘的な雰囲気が漂っています。

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隣りにある稲荷神社も神秘的な雰囲気が漂う。杉の根っこも不思議な生え方をしていました。

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参拝を終え、駐車場でおばちゃんが売っていた昔懐かしいアイスクリンを購入。

お値段150円。素朴な味で美味しかったです(^^)

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残念ながら、新型コロナウイルス感染症対策で御朱印帳への記帳は当面の間中止となっており、書置きのみの対応でした(2020年9月28日時点)。

岩木山も隠れてしまっていたので、これは、また来いということなのだろうか…。

きれいな桜が見たいので、春にまたお参りさせてもらいますよ、お岩木さま。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

岩木山神社へのアクセス

JR弘前駅より弘南バス「枯木平」行約40分、「岩木山神社前」下車すぐ

奥州津軽の霊地『猿賀神社(青森県平川市)』をお参りしました

9月27日~29日、3日間の休みを取って青森県に行ってきました。

今回は、GoToトラベルとJR東日本えきねっと限定「お先にトクだ値スペシャル」50%割引を利用したので、お得に旅をすることができました(^^♪

 

さて、初日は平川市にある猿賀神社へ。

猿賀神社は蝦夷討伐のため坂上田村麻呂が「神蛇宮」として建立したと伝えられる神社で、蝦夷との戦いで敗死した上毛野君田道命(かみつけのきみたみちのみこと)を主祭神として祀っています。本殿は県の重宝に指定され、藩政時代から農漁業、交通、眼の守護神として尊信されています。

 

弘前駅から弘南鉄道に乗り換えて「津軽尾上駅」で下車。

この津軽尾上駅東北の駅百選に選ばれている名駅で、駅舎は猿賀神社の神殿にあやかって造られました。

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参道の入口。

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参道にある神宮寺仁王門の大わらじ。

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境内。自然に囲まれていて、とても心地よい。

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9月30日から10月2日の3日間、十五夜大祭のお祭りが催されるようで、御神輿の準備がされていました。

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愛嬌のある狛犬さんたちがお出迎え。「よぐ来たねし~」と言っているかな(^^)

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静謐な佇まいの社殿。 

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重宝の本殿。

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次に鏡ヶ池に向かいました。こちらの参道にいる狛犬さん達も愛嬌がある。 

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池の中島に鎮座する胸肩神社(別天宮)。

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鏡ヶ池は、北限の蓮の花の群生地として広く知られており、夏には池全域に花が咲き競うそうです。

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続いて、拝殿東側鏡ヶ池湖畔に鎮座する水天宮(あかい堂)へ。リアルな蛇の彫刻が印象的でした。

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時間がたっぷりあったので猿賀公園を散策。

残念ながら、岩木山は雲がかかっていました。

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ボートが楽しめる見晴ヶ池。鯉もいっぱい泳いでいます。島には恵比寿神社が。

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さるか荘の食堂でランチ。青森名物「味噌カレー牛乳ラーメン」をいただきました。

日帰り温泉もあるのでゆっくり過ごせますよ。

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境内では露店も準備中。徐々にお祭りの装いに。

東北の空気いいなぁ。今度は桜のシーズンに訪れたい。

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました<(_ _)>

 

猿賀神社へのアクセス

弘南鉄道津軽尾上駅」より徒歩25分

『近江八景 唐崎の夜雨』で知られる名勝唐崎神社へ

おごと温泉で一泊し、帰りの新幹線まで時間があったので唐崎神社をお参りしました。

日吉大社の摂社である唐崎神社は、天智天皇が奈良の三輪山から大己貴神を勧請した際に、琵琶湖を渡り、この地に降り立ったとされていることから日吉大社西本宮の鎮座に縁が深い神社であります。

日吉大社の社伝によれば、舒明天皇6年(633年)琴御館宇志丸(ことのみたちうしまる)がこの地に居住して「唐崎」と名付けたといわれています。ご祭神、女別当命(わけすきひめのみこと)は琴御館宇志丸の妻で、持統天皇の御代(697年)に創建されました。

古くから祓いの霊場として知られ、平安時代には「七瀬の祓」の一所として京人や公家の姫君たちがお祓いをされてきました。昔は「女別当社」と呼ばれ、女性の信仰極めて篤く殊に婦人病や下の病に霊験があるとされています。

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まずは、拝殿にて参拝。

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本殿を間近で見ることができました。

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境内にある霊松「唐崎の松」はぜひ見ておきたいところ。

琴御館宇志丸が、庭前に松を植え「軒端の松」と名付けたことに始まり、日吉大社西本宮のご鎮座伝承では、童の姿に身をやつした大神様が船に乗ったまま松の梢に上がるという神業をされたことから神聖視されるようになったといわれています。

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現在の霊松は三代目。樹齢約100年はあります。

ちなみに、金沢の兼六園にある唐崎の松はこの地から分けられたものだそうです。

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芭蕉の句碑もありました。

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最後に、近江八景「唐崎の夜雨」の景勝地から琵琶湖を眺めて神社をあとにしました。

広い琵琶湖と対岸の近江富士を観ることができ、景色はとても素晴らしかったです。

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社務所無人御朱印はいただけませんでした。霊松と景色は素晴らしいので、日吉大社とセットでお参りしてみてはいかがでしょうか。

さて、帰りもこだま号のグリーン車で。駅弁をつまみにお疲れさんビールでした(^^♪

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

唐崎神社へのアクセス

JR湖西線「唐崎駅」より徒歩12分

1200年の歴史をもつおごと温泉に佇む雄琴神社へ

建部大社~日吉大社近江神宮と参拝を終え、大津京駅からJR湖西線に乗って予約したていた旅館がある『おごと温泉駅』に向かいました。

おごと温泉滋賀県最大の温泉地。その歴史は古く、今から遡ること約1200年前の平安時代比叡山天台宗伝教大師最澄によって開かれたと言われています。

雄琴(おごと)」の地名の由来は、雄琴神社に祀られている「大炊神今雄宿禰命(おおいのかみいまおすくねのみこと)」の屋敷から琴の音が聞こえたことから、姓の「雄」と「琴」をとって雄琴と呼ばれるようになったとのこと。

旅館に行く前に、その雄琴神社に寄ってみました。

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雄琴神社は、大同3年(808年)に雄琴山上にはじめて鎮座されたと伝えられています。この地を所領していた今雄宿禰命の死後、延長4年(926年)子の小槻当平が、神霊を雄琴社大炊神と称し氏神として祭祀し、社殿を造営しました。

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手水舎は水が流れておらず使用できませんでしたが、その手水舎を左に行くと臨時の手水らしきものがあったので、こちらで手と口をお清めしました。

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階段の参道を登り、社殿に向かいました。

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中門から先は行けないため門の拝所で拝みました。

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年季の入った狛犬さんにご挨拶して、宿に向かいました。

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境内からの琵琶湖の眺め。

この日はたくさん歩いたので宿の温泉につかってゆっくりしました。

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

雄琴神社へのアクセス

JR湖西線おごと温泉駅」より徒歩12分

競技かるたの聖地、滋賀県大津市の近江神宮へ

日吉大社の参拝後、映画『ちはやふる』のロケ地となった近江神宮に向かいました。

近江神宮大津京をひらいた天智天皇をお祀りしている神社で、皇紀2600年事業の一環として、昭和15年(1940年)に大津京跡に創建されました。

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かるたの聖地である近江神宮では、競技かるた名人位・クイーン位決定戦やかるたの甲子園と呼ばれる全国高等学校かるた選手権など白熱した大会が行われています。

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境内地は約6万坪あるといわれており、参道も自然に囲まれいてリラックスできます。

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参道を進んでいくと石段の上に二ノ鳥居がそびえている。

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境内には保田輿重郎や柿本人麻呂などの句碑や歌碑がありました。

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手水舎でお清め。

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朱塗りが映える立派な楼門。

映画『ちはやふる』ファンにはたまらない撮影スポットなのでしょうが、コロナ禍で参拝者が少なかったためスムーズに写真を撮ることができました。

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楼門をくぐると大きな外拝殿が。

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外拝殿の正面にあるのは内拝殿です。残念ながら内拝殿には行けません。外拝殿の拝所から背後にある本殿を拝みます。

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外拝殿の回廊を歩いてみました。

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両端から本殿を見ることができましたよ。

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楼門の回廊には、百人一首の絵札がきれいに並んでいます。

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天智天皇は漏刻(水時計)を造って時報を始めたことで知られており、境内にはオメガ社が奉納した漏刻のレプリカがありました。

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こちらはロレックス社が奉納した古代中国で使われていたという古代火時計 。

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日時計もありました。

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時間があれば時計館宝物館を見学してみるのも良いですよ。館内には古今東西の貴重な時計や文化財が展示されています。

かるたの聖地であるので、機会があれば一般公開されている競技かるた大会を一度は見学してみたいですね。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

近江神宮へのアクセス

京阪電鉄石山坂本線近江神宮前駅」より徒歩5分

JR湖西線大津京駅」より徒歩12分

大河ドラマ『麒麟が来る』のラッピング電車に乗って日吉大社へ

建部大社の次に訪れたのは、比叡山の麓に鎮座し、全国3800余ある日吉・日枝・山王神社総本宮である日吉大社です。

当初は、大津京でJR湖西線に乗り換えて「比叡山坂本駅」から向かう予定でしたが、『麒麟が来る』のラッピング電車が走っているのを見て、京阪石山坂本線に変更。それに、最寄り駅であり終点でもある「坂本比叡山口駅」には乗り換えなしで行けますしね。

唐橋前駅で電車を待っていると、タイミングよくラッピング電車が来ました。

下の写真は、終点「坂本比叡山口駅」で撮影したものです。

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駅を出て、日吉馬場(ひよしばんば)と呼ばれる表参道へ。

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参道の両脇には、戦国時代に名を馳せた石工集団『穴太衆(あのおしゅう)』が組み上げた石垣が連なっています。

この石垣は、まったく加工せずに自然のままの石を組み上げたものとのこと。当時の職人の高い技術に感心しながら、風情ある参道を歩きました。

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赤鳥居と社号標。

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受付で拝観料300円を支払って境内へ。

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境内は、東本宮と西本宮の2つの区域からなっています。

まずは西本宮から。

こちらのエリアには日吉三橋のうちの2つ「走井橋」と「大宮橋」があります。

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日吉大社といえば、この独特の形をした『山王鳥居』ですよね。合掌鳥居とも呼ばれ、神仏習合の信仰を表しています。

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神使である『神猿(まさる)』がいました。古くから飼われていたそうで、室町時代の記録にも登場していたとのこと。

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奥にある『西本宮』からお参り。

楼門の軒下の四隅にも彫刻ですが神猿がいますので、ぜひ探してみてください。

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日吉造(ひえづくり)と呼ばれ独特の形をしている西本宮の本殿。大己貴命をお祀りしています。現社殿は、天正14年(1586年)に復興されたもので、国宝に指定されています。床下にはかつて仏事を営んだ「下殿」と呼ばれる部屋があるそうです。

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御神木の桂の木の脇には、大山咋神の神紋である双葉葵が生えていました。

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西本宮で御朱印をいただいて、宇佐宮と白山宮を参拝。

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白山宮から東本宮エリアへ向かいます。

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東本宮の神体山である八王子山に鎮座する三宮と牛尾宮の遥拝所。ここから八王子山に登ることができます。

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楼門。

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東本宮手前の両脇には、大山咋神の妻である鴨玉依姫神を祀った『樹下宮』の本殿と拝殿があります。本殿内ご神座の真下には霊泉の井戸があるそうです。

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東本宮本殿の前に独立して建つ拝殿。

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東本宮本殿。国宝をこんな間近で拝見できて最高ですね。

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本殿の背後には大山咋神の父神、大年神(おおとしのかみ)を祀る大物忌神社と母神、天知迦流水姫神(あめちかるみずひめのかみ)を祀る新物忌神社が建っていました。

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亀井霊水と呼ばれる井戸にはカナヘビがいましたよ。

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楼門を出て坂を下る途中にある「猿岩」も見ておきましょう。

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日吉三橋の残りのひとつ「二宮橋」を見て、日吉大社をあとにしました。

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せっかくなので日吉東照宮に寄ってみることに。

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比叡山高校があるようで、部活動でランニング中の学生たちと遭遇するときは覚悟してくださいね。すれ違うたびに次々と挨拶されますので(笑)。

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傾斜のきつい階段を登って到着しました。人がいないので、すごく静かでした。

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ここから琵琶湖を眺めることができますよ。

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境内は、自然と国宝はじめ文化財がたくさんあって十分堪能することができました。

機会があったら紅葉の時期に訪れて、坂本ケーブルに乗って比叡山にも行ってみたいですね。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 

日吉大社へのアクセス

京阪電鉄石山坂本線坂本比叡山口駅」より徒歩8分

JR湖西線比叡山坂本駅」より徒歩20分