鬼鎮神社 埼玉県比企郡嵐山町
2月3日、埼玉県比企郡嵐山町の鬼鎮神社(きぢんじんじゃ)に行って来ました。
鬼鎮神社は、「鬼」を神様としてお祀りしている珍しい神社。
日本全国でも青森県弘前市、大分県大分市、福岡県添田町の「鬼神社」と鬼鎮神社の4社しかありません。
創建は1182年(寿永元年)。鎌倉幕府初期の有力御家人畠山重忠の居館である菅谷館の鬼門除けとして建立したと伝えられています。
鬼が神様なので節分祭の豆まきの掛け声は「福は内、鬼は外」ではありません。「福は内、鬼は内、悪魔は外」なんです。
東口を出て徒歩で向かいました。
この日は快晴でしたが、気温が低く風が強い日でした。
節分祭は午後3時からですが、混雑する前に神社を撮影したかったので午前11時に訪れました。
駅から徒歩12分程で到着。
神社の脇の道路には屋台が出ていました。
まずは鳥居をくぐって参拝。
どうです?この拝殿。
赤鬼と青鬼が描かれた額。そして屋根瓦には鬼の面の瓦が。凝ってますね~。
鬼と言ったら、当然あれですよね。
金棒!
賽銭箱の隣りにもありました!
武運長久の御利益があるそうで、願いが叶うと金棒を奉納する伝統があるとのこと。
他にも受験合格の御利益があり、合格祈願の絵馬が飾られていました。
社務所で御朱印をいただこうとしましたが、御朱印はやっていないそうです。
残念…。
参拝後は、神楽殿横で川島婦人会の方が作った甘酒をいただきました。
値段は100円。
ご馳走様でした。冷えた体が温まりました。
拝殿の隣りでは豆まきの舞台を設営中。
風が強いので紅白幕を張るのに苦労しています。
節分祭まで時間があるので畠山重忠ゆかりの菅谷神社と菅谷館跡、埼玉県立嵐山史跡の博物館を訪ねました。
博物館は、2月19日まで「戦国を生き抜いた武将たち」という特別展が展示されています。歴史に興味のある方は立ち寄ってみて下さい。
節分祭30分前。人が徐々に集まってきました。
午後3時、神楽殿の裏の方から雅楽の笛の音が聞こえてきました。
横笛を吹いた2名の奏者を先頭に、赤鬼と青鬼が参道を通って登場しました。
プロレスラーの入場シーンを連想しました。
拝殿に入ると、まずは拝殿内のお祓いをします。
そして、豆まきが始まりました。
「福は内、鬼は内、悪魔は外!」の掛け声。
豆の他にみかんやお菓子などがまかれました。
神楽殿からも豆がまかれます。
10分程で豆まきは終了。
楽しい時間はあっという間に終わってしまいました。
拝殿横の社務所では、豆まきを終えた鬼さんが記念撮影に応じていました。
100個限定の福豆セット(700円)をゲット。
規模は小さいながらも、とっても良かったです。
ほとんど近所の人たちで、小学生からお年寄りまで楽しんでいました。
こういう地域のお祭り、大切に残したいですよね。
駅からも歩いて行ける距離なので、一度ご覧になって下さい。
毎年2月3日、午後3時に行われます。
鬼鎮護神社のアクセスはこちらです。
それでは、また。