秩父長瀞の宝登山神社とロウバイ
関東の駅百選に選定されたレトロな駅舎。
明治44年に開業した当時のまま現存する貴重な木造建築の駅です。
駅前ロータリー。
駅前通りにある大鳥居をくぐって参道を歩いていきます。
途中、気になる建物がありました。
サル劇場です。あいにく臨時休業で中を覗けませんでした。
歩いて10分ほどで到着。
手水舎。
暖冬とはいえ、秩父の朝は冷える。水が凍っていました。
階段を登って社殿へ。
神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと=神武天皇)、大山祇神(おおやまづみのかみ)、火産霊神(ほむすびのかみ)をお祀りしています。
今から1900余年前、景行天皇の御代に、日本武尊が山頂に登る途中、山火事に遭って窮地に陥ったところを飛び込んできて火を消し止めてくれた狼に感謝し、山麓に社殿を建てたことが起源とされます。この伝説から「火止山(ほどさん)」の名が起こり、のちに「寶登山」となりました。
社殿は、本殿、幣殿、拝殿から成る権現造で、随所に彫刻が施されていて美しい。
本殿の裏手には日本武尊が身を清めたという神聖な泉があり、玉垣の隙間から拝見することができます。
境内の摂末社にもお参りしました。
こちらは日本武尊命社。社名のとおり日本武尊をお祀りしています。
藤谷淵神社。
明治まで藤谷淵村(長瀞町)にあった8つの神社を合祀しています。
神楽殿の脇にある水神社。
『宝登山』ということで金運アップのパワースポットでもあります。
天気が良かったので奥宮に足を延ばしてみました!
往路は歩いて山頂を目指しました。
体力に不安がある方もロープウェイがあるので簡単に頂上に行けます。
冬なので安心。道も整備されていて登りやすかったです。
山頂付近。つつじ園の中の階段を登れば、奥宮です。
ようやく到着しました~。50分くらいかかったかな。
小さいけど威厳漂う奥宮。やっぱり雰囲気が違いますね。
狛犬は神使の狼さんです。優しい表情に癒される。
奥宮には社務所兼売店があります。売店では小さな看板犬が参拝客をお出迎え。
寒かったので焚火に当たりながら甘酒をいただきました。
山頂へ。
ここから眺める景色は最高でした。
ちょうどロウバイの時期でしたので、眼下に広がる「ろうばい園」にはたくさんの人が訪れていました。
ロウバイのほのかな甘い香りっていいですね。
帰りはロープウェイで。
せっかく来たので岩畳も見ることに。
初めて訪れましたが、けっこうすごい。
お昼は駅前通りの「有隣」さんで豚みそ丼と昼ビール。
駅からも歩いていける距離ですし、山頂の奥宮にもロープウェイで楽に行くことができます。これからは梅の花が見頃ですし、桜の名所としても有名ですので行楽や観光とともにお参りしてみてはいかがでしょうか。飲食店もそろっているので十分楽しめますよ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
宝登山神社へのアクセス