阿波国一の宮 大麻比古神社
『おおあささん』と呼ばれ親しまれている阿波国一の宮へ
徳島県2日目。まずは、今回の旅の目的地である阿波国一の宮『大麻比古神社』へ。
最寄りの板東駅に到着。無人駅。切符は、電車を降りたときに乗務員さんが回収に来ます。
四国霊場八十八カ所第一番札所である霊山寺から5分程歩くと大鳥居が見えてきました。
大きくて立派な鳥居です。
楠並木と百基の石灯籠が立ち並ぶ長い参道。長さは約1キロあります。
板東谷川に架かる神橋(祓川橋)。橋ができたのは明治末期~大正元年頃で、橋が無かった昔は参拝者は神社正面の浅瀬で草履を脱いで川に入り、口や手足を清めてから参拝していたそうです。
まずは手水舎でお清め。吐水口が盃とは大変珍しい。
御神木の前にいる前掛けをした狛犬さん。眼がくりっとして愛嬌がある。
そして、こちらが樹齢千年を超えている御神木の大クスノキ。鳴門市の天然記念物に指定されています。存在感がすごい。
拝殿へ。今は参拝者が少ないですが、正月にもなると県内外から約25万人が初詣に訪れるそうです。
拝殿の左右にいた狛犬さんにも前掛けが。
三間社流造の本殿を拝見。
御朱印をいただいた後は、境内の摂末社をお参りしながら第一次世界大戦中、板東俘虜収容所に収容されていたドイツ兵が友好の証として建造したドイツ橋とめがね橋を見学しました。
ドイツ橋は通行禁止となっており、歩くことができませんでした。
心願の鏡池に架かるめがね橋へ。
こちらは橋の上を歩くことができましたので、記念に歩いてみました。
大麻山を登ってみました
最後に、大麻山山頂にある奥宮へ。
水などの飲料水は、神社入口のトイレ近くに自動販売機がありますので、ここで用意することができます。
拝殿右手から登山口を目指して出発。
マムシ注意の看板が!
林を抜けて歩道を左に進むと神饌田がありました。
神饌田から奥の方へ進んで行くと登山口に着きました。
山頂まで1時間30分かかるそうです。
またまたマムシ注意の看板!しかも、いきなり登山道が二つに分かれている。どっちを行けば良いのか迷いましたが、石段の方を選択しました。
陽射しが強くて蒸し暑い。けっこう体力を削られます。日陰で水分補給しながら、しばし休憩。
ずっと傾斜が続く。暑くて階段を登るのがきつくなってきた。
時々景色を眺めながら休憩。
山頂までまだ1キロもある…。
真名井の水に寄るのは帰りにして、とにかく山頂を目指すことに。
やっと、残り500mの地点まで来た。
あと200メートル!もう少し!!
でも、ここからの傾斜がきついんです。心臓バクバクいってます!!!
この先に奥宮が、そして山頂がある。
やっと到着しましたー!
狛犬さんに労ってもらいました。
本殿は覆屋で保護されていました。
写真を撮っていると、何やら視線を感じる。野生のタヌキかと思いましたが、何と猫さんが本殿に! 一体、どうやって来たのか。
帰りに真名井の水に寄ってみました。涼しくて休憩するのに最適ですが、急坂で下るのもきつい。登りはもっと大変そう。帰りに寄ることをおすすめします。
下りは膝に痛みが出たので階段を避けました。
地元のお年寄りが日常的に登っているのに脱帽しました。
体力に自信のある方は一度登られてみてはいかがでしょうか。
ご覧いただき、ありがとうございました。
大麻比古神社へのアクセス